地の文 天の文 その2


 はい今回は地の文 天の分第二弾です。


 学院生時代に使っていたノートを漁っていたら、良い説明文が出てきたのでご紹介します。


 さて、前回地の文とは【読者に向けた説明】とご紹介しました。


 ですがっ!


 【読者に向けた説明】と言われてもいまいちピンとこないなんて人いませんか?

 ご安心ください! 今回のお話はそんな貴方にピッタリのノウハウです!


 前のページでご紹介した一人称と三人称の説明ありましたよね?

 実は………地の文には一人称向けの地の文の書き方が、三人称には三人称向けの地の文の書き方が最近の私の部屋から発掘されたノートで発見されたのです!


 まずは一人称用の地の文の描写の仕方、それは!


【競馬の実況風解説】です!


 競馬の実況ってアナウンサーの主観で説明していますよね?

 一人称の地の文の書き方は競馬実況のアナウンサー風と意識して書いてみてください。



 では続いて三人称の地の文の描写の仕方、それはですね………


【ニュースのアナウンサー】です。


 ニュースアナウンサーって可能な限り主観を抜いて淡々と事件や出来事を解説していません?

 NHKとかのニュースアナウンサーさんなんて感情どこに置いていったって印象ありません?

 大体そう言うのイメージして描写してみてください。


【注意事項】


 これはあくまでノウハウ、手法、コツといったものです。

 こうしろという意味ではありません。

 この方法以外にもやり方はあると思いますし、やはり相性というのがあります。


 情景描写など地の文を書く筆が詰まった時に思い出してみてください。



 天の文(キャラ会話)についてもお話します。


 皆さん、小説を読んでいて「今どっちが喋ってんだ?」なんて思ったことありません?


 もしくは自分で作品を執筆していて「どっちが喋ってるか見分けがつかないなあ」なんて悩んだ事ありませんか?


 キャラの会話を見分けるように区別つくように


「~だニャン」

「だワン」

「~じゃナイアルよ」


 なんて語尾をつければいいなんて思っていません?


 違わないけど、今回は更に一歩踏み込んで技術を磨きましょう!


 キャラクターの会話は、状況の他に双方の性格や立場も頭に入れてから書きましょう。

 状況に応じてキャラクターは立場ゆえに会話を始め、性格から主張が異なっていきます。


 語尾に頼らず、性格や主張を考慮して口調を意識してみませんか?


 さあ、レッツトライ!