テリオンの小説入門
小説作品を書く上での禁止事項
小説作品を書く上での禁止事項
はい、今回は小説作品を書く上での禁止事項について。
このテリオンの小説入門をフォローしている皆様を見ているとカクヨムサイトがオープンして、初めて執筆活動をしたという方が多く見受けられます。
またレビューの方でも初心者からのありがたいお言葉をいただけました。
なので今回は知っている人は知っているけど、ハウツー本も見たことがない初心者さんに向けての小説作品を書く上での禁止事項をご紹介したいと思います。
【キャラクターの外見を現実の有名人などで例えない】
今ではほとんど見受けられませんが、昔は多かったです。
【おれの名前は田中、木村拓哉似のイケメンだ】とか【彼女は芸能人のローラみたいな人だった】
読者がその芸能人知らなかったら? 貴方の作品が執筆してから10年20年経ってから有名になったら?
黒髪、中肉中背、普通の高校生でもいいです(あまり良くありませんが芸能人似よりはマシ)あなたの言葉で貴方の作ったキャラクターを描写してください。
【安易な擬音で描写しない】
これもあまり見受けられませんが、爆発などの描写をドッカーンなどで済ましてしまうNGです。
え? スレイヤーズとかでは使ってたよと思う人いるでしょうが、それは
【プロだから許される反則技です】
デビューしていない作家志望者の皆さんはやってはいけません。
【世界観に合わない描写をしない】
意外と多い落とし穴型NGです。どういうことかというと………
【獲物に突進するドラゴンは、たやすく音速の壁を超え、さながら戦闘機のごとく飛翔する】
はい、異世界トリップ等で現代知識を持つ人物が出てこない純ファンタジー作品でこんな描写はNGです。
でも、これ異世界トリップで日本からやってきた主人公の目線……つまり一人称なら描写OKです。だって主人公がドラゴンの行動を戦闘機というイメージで例えたんですから。
【冒頭で設定をクドクドと書かない】
はい、これもハウツー本や他の皆さんが書いてあるNGです。
理由は設定の出し方などで書いていますが、読者は物語を読みに来たのです、設定を見に来たのではありません。
え? 指輪物語とかは冒頭に設定がくどくど書いてあるよ?
あれは例えるなら【規制がゆるい時代だったから通った】物だと思ってください。
今現在はNGです。
あと、指輪物語が売りだされた当時は作品を読むには購入しないといけませんでした。
つまりお金を払ったのだから読まないと損という思いで読んでいた人もいたかもしれません。
今現在でも読まれる理由は指輪物語が【有名】だからです。だから冒頭に世界観をクドクド書いていても読まれるのです。
しかし、ネット小説なら無料で読めます。数行読んで興味を惹かなければ読者は次の作品に移ります。だから今はNGなんです。
【登場人物を安易に増やさない】
はい、これも意外と触れている人が多いNGです。
皆さん作品を読んでいて「これ誰だっけ?」なんて思ったことありません?
あとキャラが多いとそれぞれの描写がどうしても浅いものになってしまいがちです。
その結果、登場人物を深く掘り下げることができなくなり、よく言われる薄っぺらいなんて言われる人物となってしまいます。
初心者が基準にすればいいんじゃないのかと思われる人数は4人前後です。
この四人で2グループの比較キャラを作れば混乱しないでしょう。
例題で例えるならA、B、C、Dという4人のキャラがいました。
Aは熱血脳筋キャラでBは冷静沈着な知的キャラ。
Cは騎士でDはCに仕える従者。
こんな風にわけると読者は混乱しないとおもいます。
さて、では登場人物の多い戦記物とかの場合どうしたら良いかというと、シーンやエピソード煮だして良い人数は8人までがいいと言われています。
喩え話で言うなら合戦シーンなら敵サイドレギュラーキャラ4名、味方サイドレギュラーキャラ4名なんて風に割り振れば混乱しません。
え? 実際の合戦ではもっといっぱい人がい入り乱れてる?
そんな意見のあなたに質問です。「敵味方全員の名前を覚えていて、全員どう活躍したか10分で全部説明できますか?」
【時点移動を多用しない】
時点移動って何? という人、時点移動とは回想シーンに入ることです。
これ小説でやる場合長くやり過ぎると「いいから本編はよっ!」という気持ちに読者はなりやすいです。
ドラマ、アニメ、漫画では多用されているかもしれませんが、それは視覚情報があるから問題ないようなものです。
【視点移動しない】
これ一人称型作品でまれに起きるNGです。
一人称と言うのは主に主人公から見た情景を描写する手法です。
でも、たまに見かけるんですよね、一人称チーレム物で主人公の目線のはずが、ヒロインの心の声が書かれていたり……主人公テレパシーでも使いました?
次に多いのが【~~サイド】といってヒロイン側一人称になるもの。
これNGではありませんが、イエローカードです。
1話の話の中で主人公視点とヒロイン視点入れるのがNGで
1話の話が短くなるかもしれませんが、第一話が主人公視点、第二話がヒロイン視点にせめてわけましょう。
一旦ここで終了します。