テリオンの小説入門
魅力的なキャラクターの作り方その3
魅力的なキャラクターの作り方その3
はい、今回は魅力的なキャラクターの作り方、その3です。
一つにまとめろよと思う人もいますが、纏めません!
理由は人は覚えられる、理解できる情報量に限界があるからです。
今は文字数少ないから良いですけど、例えばこの魅力的なキャラクターの作り方の話、一つにまとめた結果文字数が10万文字超えたとします。
全部頭に入ります? 私は無理です。
だから纏めず小出しします。
これ設定の小出しの仕方に通じるんですよ。
例えばRPGなどで最初の町で「まず北へ行ってAに向かって、そこから次にBという村を訪れて、その村にあるCの地下通路を通って、Dという都市に向かい、Eの国へ行き…………」覚えられます?
辿り着いた先で次の目的地はBですと言われたほうがマシですよね。
おっと、今回は魅力的なキャラクターの作り方でしたね、本題に戻ります。
さて、昨今なろうテンプレートで有名なファンタジージャンルがありますね。
様々な理由でチート能力を持ってファンタジー世界に行く話です。
私も在学中にこれに似た作品を作って講師からアドバイスを貰ったことがあります。
【キャラクターは能力が『ある』から魅力的に映るんじゃないんです。能力を『使う』から魅力的に映るんです】と。
どういうこと? と思う人もいるかもしれないのでわかりやすいと思う例え出してみます。
AとB両方が貴方をドライブに誘いました。
Aはゴールド免許ですが今日まで全くハンドルを握ったことがありません。
Bも同じくゴールド免許ですが毎日クルマを運転しています。
貴方はどっちが運転する車に乗りたいですか?
大抵の人はBと答えるのではないでしょうか?
同じ短い文章で同じゴールド免許でもBのほうが魅力的に見えないでしょうか?
さて、そんなアドバイスをしてくれた講師さんの授業で属性とアイデンティティについて学ぶことがありました。
よくテンプレート小説は属性ばっかりで中身がスカスカだなんて言葉目にしたことありません?
じゃあ属性をつけるのは悪いことかというと、違います!
その講師が言うには属性とはキャラクターの【体】を表す。そこにアイデンティティで個をつけて【個体】という【一つの個人】として完成させましょうと言いました。
というわけで例題です。
1:姫君
2:金髪巨乳の姫君
3:金髪巨乳で民思いの姫君
4:民思いで民の安寧のために自ら人身御供になろうとしている金髪巨乳の姫君
どれが魅力的ですか?
1番はただの単語ですね、これだけで読者は外見や性格を思い浮かべられません。思い浮かんでもそれは読者の勝手な妄想です。
2番はよく言われる属性だけの姫君ですね。外見はイメージできますが内面はわかりませんね。
3番は属性とアイデンティティがついたと定義します。人気のあるネット小説作家やデビューしたての作家さんはコレぐらいだとここでは定義します。(定義するだけであって絶対にこのレベルになれという意味ではありません)
では4番はというと属性、アイデンティティとそして【このキャラにとって譲れない、ぶれてはいけない行動方針】をつけたのです。
これだけあれば魅力的でキャラが生きている動き出しているという表現が似合うようになるのでは無いでしょうか?
最後に、私のリアルの友人にイラストレーターをしている方がいます。
その人は属性賛成派です。理由は………
【属性など外見特徴がないとイラスト描けねーよ】
だそうです。
いやプロとして仕事している以上描きますが、実際にとある作家さんの書籍のイラスト担当した時、属性がなくて作家の脳内にあるキャライメージ当て大会になったそうです。
何度もイメージじゃないとリテイク食らって殺意を覚えたそうです。
属性つけたほうが書籍化した時の担当イラストレーターさんの負担少ないかもしれませんね。