豆腐メンタルを言い訳にするな


 今回はノウハウというより私の愚痴と言うか毒?


 幾つかのネット小説や作者のプロフィールを見ていると「豆腐メンタルです、批評はやめてください」という一文をよく目にします。


 私からすると「じゃあ、ネットに公表するな」と言いたい。

 と言うか、本当に豆腐メンタルなら不特定多数の顔も見えない何処かの誰かに自分の作品を見せようなんて私は思えません。


 豆腐メンタルと公表するぐらいなら「ちやほやされたいです、批評や罵詈雑言は一切いりません、褒めるだけでいいです」とでも書いてほしい。

 そこまで書いたら私は清々しいと思います。作品を読むかは別として。


 実際学院にもそういう女生徒はいました。そして「私は褒められると伸びるタイプなのよ」なんてほざいてました。

 そういうのは第三者が評価して初めて意味を持つものであって、自分からほめられると伸びるなんていう人は褒めても伸びません……訂正します、調子に乗る、増長するという意味では伸びますね。


 じゃあ逆に怒られると伸びるタイプですと自分でいう人はどうなんだというと、私の主観ではマゾだと思います、はい。


 豆腐メンタルと書いていなくても批評はいりませんとコメントしている人がいますが、私からするともったいないと思います。


 批評というのは、読者の方が態々貴重な自分の時間を割いて読んでくれて、なおかつネット小説の場合、顔も見た個もない縁もゆかりもない貴方の作品でここはおかしい、ここはこうして欲しいと建設的意見などを言ってくれた物です。


 時折貴方の作品読んで感想書きますという人がいます。大変ありがたいですが、私個人としては頼んで書いてもらうより、こちらが頼んでもいないふらっと読んでくれて、感想や批評書いてくれる人に感謝したいです。

 感想書きますよと言っている人を否定しているわけではないので、不快に感じましたら謝罪します。


 もちろん素直な感想も大歓迎です。面白いと言われれば喜びますし、テンションも上がってより作品のクオリティをあげようと努力します。


 批評してくれる方も誤字脱字の報告してくれるということは一字一句読み飛ばさず見てくれるということです。

 こことここ矛盾していない?と言ってくれる方はよく読み込んでいる方です。

 こうしたほうがよくない?といってくれる人は作者の頭では思いつかなかった面白さを教えてくれた人です。


 もちろん批評でもなんでもない罵詈雑言を書かれる時もあるでしょう。

 気にする必要はありません、無駄な時間を過ごしてる人だなとで思いましょう。

 某掲示板の晒に上げましたと書き込まれたら私は「頼んでもいないのに宣伝してくれてありがとうございます」とお礼申し上げます。


 何を言いたいかというと、豆腐メンタルなんて言い訳していて作家デビューなんて出来ません。

 仮に出来ても編集さんとの打ち合わせで泣いて逃げ出すでしょう。


 実際「私は褒められて伸びる」と豪語した女生徒は授業の一環で自分の作品を編集に見せた時、私から見ればアドバイスなのに、悪口言われたと言って泣いて授業放棄して出て行きました。

 そして、誰も追いかけませんでした。