テリオンの小説入門
プロフィールをアイデンティティにする
プロフィールをアイデンティティにする
はい、今回はプロフィールをアイデンティティにするです。
おい、前回といってることと違わないか? と思う人もいますがまあ、騙されたと思って見てください。
前回名前、年齢、性別、身長、体重、出身地、趣味や特技、通っている学校だけではアイデンティティと呼べずプロフィールですと言いました。
アイデンティティとは個性ですとも言いました。
ではプロフィールをアイデンティティ……個性にするにはどうするか?
名前を昨今流行りのキラキラネームにする? 性別をオカマにする? 出身地を異世界にする?
違います!
そのプロフィールにエピソードを作るのです!
名前なら、なぜそう名づけられたのか。
某作品に出てくる人物で琥珀という女性がいて、双子の子供を産んで、子供に狛と虎という自分の名前を2つに割った名前をつけたというエピソードが有ります。
普通に「僕の名前は狛だ」と名乗るのと「ぼくの名は、母の名の一文字から頂いた狛だ!」とどちらが印象に残りやすいですか?
性別オカマも、ただオカマとして出したというより、なぜオカマになったのかというエピソードがあれば笑いやインパクトだけのキャラなんて言われないのではないでしょうか?
同じように学校卒も主席で卒業と留年して卒業では印象は変わると思います。
在学中のエピソードを1つ2つ作ればそのキャラの行動方針が見えると思います。
同じように外見も黒髪、中肉中背、全身黒尽くめでは個性は見えません。
黒髪でも濡鴉のような漆黒、光の加減で茶髪にも見えると付け加えれば印象が違ってくるのではないでしょうか?
身長体重も平均的ではなく、ただノッポだったり、毎回出入り口の縁に頭をぶつけると一言描写すれば背が高いと読者はわかって貰えます。
趣味特技もなぜ趣味になったのか、特技になったのかエピソードを書きましょう。
釣りが趣味ですと言うのと幼いころ祖父と一緒に渓流釣りで初めて魚を釣った興奮が忘れられないとでは同じ趣味でものめり込みの度合いが違うと思います。