作品をエタらせない方法


 はい、今回は作品をエタラせない方法です。

 エタらせないって何?と言う方……ご自分のパソコンの検索ソフトで調べろ!

 なんて言ったら石投げられそうなので、わかりやすく言うと掲載、もしくは執筆中の作品を完結させずに放置することです。


 このエタるの語源は私が知っている話では、昔RPGツクールというRPGを作るソフトを使ってエターナルクエストという作品をみんなで作ろうと言う企画がありました。

 大々的にHPでグラフィッカーやプログラマーを募集して、数多くの応募が合ったのに作品が作られず、エターナルクエストという作品名からエター、エタる(永遠に終わらない)という造語が生まれた。(諸説あり)


 ネット小説など見ていると途中で更新されなくなって物語が終わること無く放置されたままというのがあります。

 エタる原因の主な要素は【なんか小説を書きたい!】という勢いだけで事前準備も何もなく勢いだけで書き始めることだと思います。


 ええ、最初は情熱などでぽんぽん書いていくでしょう。でも、徐々に情熱は減っていき惰性で書いて、ある日プッツリと糸が切れたように書くのをやめる事があります。


 書いている作品にPVや感想、レビューが書き込まれれば情熱は続くかもしれませんが、やはり継続するというのは大変です。


 では、エタらせない方法は何だというと……私が思いついた手法ですが、一つは始まりと終わりを決める……つまりプロットを建てることです。


 始まりを決めないと作品書けないでしょ? という人もいると思いますが、意外と小説を書きたいと思っていても始まりが思いつかず、文字を書いては消したり、延々と悩んでやっぱやめたなんて思う人がいます。


 実際ノベル科にきた生徒の半数は上半期この症状を患って、挫折して辞めていった人もいます。

 想像してみてください、「マラソンしますがスタートラインは決まっていません。よーいドン!」なんて言われて走れます?


 同じように終わりがなければ【ゴールのないマラソン】です。


 始まりと終わりを決めれば、スタートできますし、作品に飽きてきたら、終わりのプロットに向けて作品を進めれば良いのです。


 他にエタらせない方法ですが、それはリアルで顔を会わし、作者の連絡先を知っている人に小説を作ることを宣言することです。


 ツイッターやブログでもいいんじゃないと思う人がいるかもしれませんが、ネットじゃ駄目なんです。

 だって、最悪アカウント消して、新しいアカウント作って何食わぬ顔できますから。


 リアルで宣言する時は口うるさい人にむけて宣言しましょう。エタらせたらめっちゃグチグチ言われます。そして信用を失います。


「新しい作品? どうせエタらせるから、もう見ない」ととっても痛いこと言ってくれるでしょう。


 エタらせない最後の方法。

 それはぶっちゃけることです。

 やる気がでない、アイデアがわかない、リアルが忙しいなんでも良いです。

 貴方の作品を楽しみに待っている人にもう更新しませんとちゃんと連絡してあげましょう。

 いつ更新するかわからない物に期待させるのは一種のイジメです。

 放置して逃げる作者と、もう書けませんとちゃんと連絡してくれる作者、どちらが好印象ですか?


 あ、ちゃんと完結させてくれる作者が好きですというのはなしで。


 どんな形であれちゃんと完結させるのが一番ですから……(明後日の方向向きながら)