テリオンの小説入門
主張の無いキャラ、薄いキャラ
主張の無いキャラ、薄いキャラ
はい、今回は主張のないキャラ、薄いキャラに付いて。
これ一緒に通っていた学院生がぶつかった壁です。
講師から「このキャラは何がしたいのかわからない」と言われ、その学院生は口頭で説明して講師に怒られていました。
講師曰く「作者が後書きや感想掲示板でキャラの補足をするな。作品の中でそのキャラに自分は何者か描写で表現しろ」とのこと。
【主張が薄い】と【主張がない】は別物です。
【薄い】のは、主張する頻度が低かったり他のキャラの意見の後ろに回ることが多いからですが、【主張がない】にしてはいけません。
譲れない一線を持っていて、それを守るために普段は主張の薄いそのキャラが強く主張をすれば自然と耳目を集めることができます。
普段大人しい人がキレたら皆さん注目しますよね?
【主張がない】キャラになりがちなのは受動的で周りの意見に頷くだけです。
じゃあ、このキャラを主張がないのに魅力的に見えるかもしれない方法とはというと、能動的にすると勘違いされて魅力的に見える可能性もあります。
主張がないのに能動的に動けるキャラって何? と思う方もいるかもしれませんが、私なりに表現すると【深く考えずに猪突猛進する脳筋】です。
このキャラに文句を言いながら尻拭いするキャラをつければ作品的には魅力的に見えるのではないでしょうか。
つまり、ここぞという場面をかっさらっていくキャラにできれば良いかとおもいます。
今回は短い内容ですがここまでで。