テリオンの小説入門
魅力的なキャラクターの作り方その2
魅力的なキャラクターの作り方その2
ここでは実際に学院の講師から教えて貰ったキャラクター作成のコツを紹介していきたいと思います。
キャラクターの作り方は色いろあると思います。でもどの作り方が一番かなんてものはありません。
存在するのは貴方に合ったキャラクターの作り方があるのです。
事実学院からもらった教本では【主人公に100の質問してそれにキャラクターになりきって答えていけば肉付けが完了する】なんてのがありましたが、私はただ設定や文字の羅列が増えてごちゃごちゃしただけでした。
私が講師から教えてもらって、なるほどと思ったキャラクター作りのコツは
【主人公とヒロインなどとにかく作品に出すキャラクターを二人で最低300文字以上対話させろ】
この手法でした。
この手法で注意するのは
1:作品ジャンルを決める。
2:そのキャラクターで何を読者に魅せたいか。
3:AとBは性格などを正反対にする。
4:オウム返し会話をしない。
こんな感じでキャラ同士対話をさせると性格や設定や世界ができる可能性があります。
このやり方が合わない人もいますし、他の講師が教えてくれた方法も公表します。
【主人公に1日休日を過ごさせる】
これはどういうことかというと、本編に一切関係なく、物語の舞台で1日事件も何も起きること無く1日過ごさせるのです。
この手法の注意事項は
1:絶対に事件を起こしてはならない。
2:可能な限り他のキャラクターを登場させない(通行人や店の人などモブは可)
3:2000文字以上書け 今日は一日何もしなかったで終わらせない。
4:オウム返し、受け身な会話をしてはいけない。
【主人公などキャラ紹介を別のキャラクターの視点から他己紹介させる】
これは同じ作品の別のキャラクターの視点で他己紹介する手法です。
この手法の注意事項は
1:キャラクターの視点で書くこと (裏設定など作者や読者が知らない設定をキャラに言わせない)
2:凄い、イケメンなど一言で済ませない (イケメンなら顔立ちが整っている等細かく描写する)
3:500文字以上キャラ口調で紹介しましょう。
これでもキャラクターが作れないというのなら、次の方法を試してください。
【細かい設定を付けずに物語や事件に対してそのキャラクター能動的か受動的か設定する】
わかりやすくいうと物語で事件が起きるとそのキャラクターは解決するために首を突っ込むのか、それとも不幸にも巻き込まれて否応なしに解決に動き出すのか。
この手法を教えてくれた講師曰く「主人公を能動的に設定したらヒロインは受動的にすれば勝手に物語は進む」そうです。
この手法で注意するのは主人公とヒロイン両方を受動的にしないこと。
どういうことかというと事件が起きる、主人公とヒロインお互いどうしましょうと言ってオロオロするだけという展開になりやすいからだそうです。
逆に主人公とヒロイン両方能動的にした場合は物語は広がります。
例えば主人公とヒロイン、解決方法を巡って喧嘩をしたり、お前だけ良い格好させないぜと協力しあったりなどできるからだそうです。
補足として、受動的主人公を物語の主軸に置く場合、これを決めると魅力的に見えるかもしれない設定があります。
それは…………
【絶対に許せない事】
これを決めましょう。
普段は受動的ででもでもだってとウジウジする主人公。ヒロインが傷つけられた瞬間怒り、能動的になる。
逃げちゃダメだと言って重症を負ったパイロットの代わりにロボットに搭乗する内気な少年や、普段はダメダメな泣き虫なのにパートナーが未来に帰るとき、いじめっ子を打ちのめして安心して帰れるようにした小学生など思い当たるキャラクターいませんか?
他にも色々手法があったかもしれませんが、思い出したら更新します。