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ライフハッカー編集部ライフハッカー編集部  - ,,,  11:00 PM

Microsoft Officeアップロードセンターを無効にする方法

Microsoft Officeアップロードセンターを無効にする方法

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MakeUseOf:『Microsoft Office』では、新バージョンが出るたびに新しい機能が続々と追加されます。ですから、『Office 2016』にアップグレードすべき理由はたくさんあります。とはいえ、そうした新機能を余計だと感じ、旧バージョンを手放さない人もなかにはいるでしょう。もしかしたら、今でも『Office 2003』を使っているという極端な人もいるかもしれません。

多くの人を悩ませている機能の1つが、「Microsoft Officeアップロードセンター」です。この機能は『Office 2010』で導入され、2013から2016にも受け継がれています。ここでは、この機能が実際に何をしてくれるのかを検証し、邪魔だと思う場合に無効にする方法を見ていきましょう。


アップロードセンターは何をするの?


旧バージョンのOfficeは、ドキュメント、スプレッドシートなどのOfficeファイルをローカルのハードディスクだけに保存する設計になっていました。ですが、最近のバージョンでは、Microsoftが「OneDrive」を統合し、クラウドストレージに重点を置くのに伴って、アップロードセンターが導入されました。その目的は、ユーザーがドキュメントをウェブサーバーにアップロードするのを支援することです(Microsoftは「ウェブサーバー」と一般化していますが、事実上はOneDriveへのアップロードを支援するものです)。

デフォルト設定では、ドキュメントを「上書き保存」するたびに、Officeはそのローカルコピーをシステムに保存するのと同時に、OneDriveにもアップロードしようとします。何も問題がなければ、ユーザーが気づかないうちに終わるくらいの作業です。ところが、接続速度が遅かったり、原因不明の同期エラーが起きたりすると、問題が目につく可能性があります。

とはいえ、アップロードセンターは役立たずではありません。Microsoftのヘルプ記事では、アップロードセンターが役立ついくつかのケースを紹介しています。だいたいは、OneDriveに保存されたリモートファイルを操作している最中に接続が失われた場合です。ユーザーはインターネット接続の有無を気にすることなく、いつでもドキュメントを保存できます。その時点でローカルコピーが作成され、インターネット接続が復旧次第、アップロードセンターがサーバーのコピーを自動で更新してくれます。先ほど少し触れたように、同期エラーが起きた場合もすぐに知らせてくれます。

大量のドキュメントを一度にOneDriveにアップロードしたり、不安定な無線接続を頻繁に利用したりする人には、アップロードセンターは役に立ちますから、無効化するべきではないでしょう。Officeで時々ファイルを扱うだけの人や、そもそもOneDriveを使わない人には、アップロードセンターは必要ありません。そんな場合は、アップロードセンターを無効にすれば、リソースを節約できます。


通知アイコンを削除する


自分に見えないところでアップロードセンターが仕事をするのはかまわないけれど、システムトレイ(通知領域)にアップロードセンターのアイコンを表示したくない、という場合は、プログラム自体は停止させずに、アイコンだけを削除することができます。

アップロードセンターの起動中に、システムトレイのアイコンを右クリックし、「設定」を選択してアップロードセンターのウィンドウを開きます。スタートメニューのすべてのプログラムから探して開いてもかまいません。

  • Office 2010の場合は、「Microsoft Office>Microsoft Office 2010ツール>Microsoft Office 2010アップロードセンター
  • Office 2013の場合は、「Microsoft Office 2013>Office 2013ツール>Office 2013アップロードセンター
  • Office 2016の場合は、「Microsoft Office 2016ツール>Office 2016アップロードセンター

アップロードセンターのウィンドウを開くと、アップロード保留中のファイルを示す空白の(だと良いのですが)ボックスが表示されるはずです。そのボックスの上にある「設定(歯車のマーク)」をクリックし、オプションメニューを開きます。

オプションメニューで、「通知領域にアイコンを表示する」のボックスのチェックを外すだけで、システムトレイにアイコンが表示されなくなります。ただし、プログラムはまだ動いています。また、前述のように、スタートメニューからアクセスすることもできます。


アップロードセンターを完全に無効にする


通知を無効にするだけでなく、アップロードセンターの使用を完全に停止したいですか? そのための操作は、お使いのWindowsとOfficeのバージョンによって変わります。というのも、Microsoftは年を追うごとに、この機能を無効化しにくいようにしているからです。

原文筆者はOffice 2013とWindows 7を使っていますから、ここで説明する方法をひとつひとつテストできたわけではありません。ここに書いた通りの結果にはならないかもしれませんが、すべての方法を試し、どれかうまくいく方法がないか確認してみてください。



まず、Office 2010を使っている方は、スタートアップからプロセスを削除してみてください。検索バーに「MSConfig」と入力し、「スタートアップ」タブで、「MSOSYNC」という項目を探し、見つかったらそれを無効化します。Microsoft Office 2010のインスタンスについても、スタートアップ時に起動させる必要はありませんので、ここで無効化してしまってもかまいません。

ほかにもう1つ、Windows 7でOffice 2010を使っている場合に限って有効だと報告されている方法があります。レジストリを編集するのです。例によって、これを実行する際には、コンピューターにダメージを与えないように気をつけてください。レジストリで以下のロケーションを探します。

HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Run

ここで、「OfficeSyncProcess」の値を削除して再起動すれば、アップロードセンターが消えているはずです。

Office 2013を使っている場合は、タスクスケジューラからアップロードセンターを削除してみてください。コントロールパネルで「システムとセキュリティ>管理ツール>タスクスケジューラ」と進み、左側のペインにある「タスクスケジューラライブラリ」をクリックします。表示されるメニューのなかから「Microsoft Office 15 Sync Maintenance for(ユーザー名)」を探し、右クリックして無効化します。


その他の方法


ここまでの方法でアップロードセンターを無効化できない場合も、まだいくつか試せそうな方法があります。

Windows 10では、OneDriveとの統合がさらに深化しています。Windows 10でOffice 2016を使っている方は、タスクバーのOneDriveアイコンを右クリックし、「設定」を選択します。最初のタブに、「Officeを使用してほかのユーザーと同時にファイルを操作する」というオプションがあります。これをオフにすれば、アップロードセンターも無効化できるはずです。

ただし、Officeのコラボレーション機能を使っている方の場合、この操作によって、必要な機能まで無効になったり、不具合が生じたりする可能性がある点に注意してください。

考えられる最後の手は、ゲリラ的な方法――コンピューターを騙して、アップロードセンターの実行ファイルが存在しないと思いこませる方法です。この方法では、Windowsが混乱するため、エラーが生じるおそれがありますが、これまでの方法がどれもうまくいかず、エラーのほうがアップロードセンターよりもましだと思うのなら、試してみても良いでしょう。Office 2013の場合は、問題のファイルは以下のロケーションにあるはずです。

C:\Program Files\Microsoft Office\Office15

ここで、「msosync.exe」というファイルの名前を変更すると、Windowsはそのファイルを認識せず、したがってロードもしなくなります。

さすがにこの方法を使うのは心配だという方には、少し面倒ですが、有効な解決策があります。コンピューターを起動するたびにタスクマネージャーを開き、「msosync.exe」のプロセスを終了させれば良いのです。そうすれば、次に再起動するまでの間は、アップロードセンターが無効になるはずです。



繰り返しますが、ここで挙げた方法は、どれもうまくいくと保証されているわけではありません。ですから、運よく最初の1つでうまくいくこともあれば、すべての方法を試さなければならない場合もあるでしょう。幸い、アップロードセンターはあまり出しゃばりではありませんので、削除できなくても、存在に慣れるのにそれほど苦労はしないはずです。アイコンを非表示にして、存在しないものとして扱えば良いのです。


最後に


アップロードセンターを便利だと思うか、イライラするかは、人それぞれです。うまく無効にできればいいのですが、できなくても世界が終わるわけではありません。Officeドキュメントを常にクラウドに保存することには、それなりの利点もあります。ですから、アップロードセンターがどんな働きをしていたのか、これまで実はよく知らなかったという方は、試しに使ってみても良いのではないでしょうか。

まだ最新バージョンのOfficeにアップグレードしていない方は、Office 2016へのアップグレードに関するFAQをチェックしてみてください。


How to Disable the Microsoft Office Upload Center|MakeUseOf

Ben Stegner(訳:梅田智世/ガリレオ)
dennizn / Shutterstock.com

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