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ケソン工業団地 韓国企業従業員ら操業再開求めデモ
3月16日 21時24分

北朝鮮による核実験と事実上の長距離弾道ミサイルの発射で、韓国政府が南北で共同運営していたケソン(開城)工業団地の操業を中断したことを受けて、進出していた韓国企業の経営者や従業員らが軍事境界線近くで、操業の再開を求めてデモ行進しました。
北朝鮮南西部で南北が経済協力の象徴として共同で運営していたケソン工業団地は、北朝鮮による核実験と長距離弾道ミサイルの発射のあと、韓国側が独自の制裁措置として全面的に操業を中断し、北朝鮮は進出していた韓国企業の資産を一方的に接収する方針を示す事態となっています。
これを受けて、進出していた企業の経営者や従業員など、およそ800人が16日、南北の軍事境界線に近い、イムジンガク(臨津閣)で集会を開いたあと、ケソン工業団地に続く韓国側のゲートまでデモ行進し、韓国政府に対し、ケソン工業団地の再開と閉鎖に伴う被害の補償を求めました。
ケソン工業団地の閉鎖を巡って、韓国国内では、突然、操業できなくなった企業に同情的な声もありますが、北朝鮮の挑発が続いただけに、政府の判断を支持する世論が支配的です。
韓国政府は工業団地の閉鎖に続いて、北朝鮮に寄港した第三国の船舶の入港を禁止するなど、追加の独自制裁措置を決めて北朝鮮への圧力を強化しています。

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