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春闘 集中回答日 流通・サービス業で回答続く
3月16日 23時40分

春闘の集中回答日の16日、パートなど非正規雇用の社員が多い流通・サービス業などでも夜になって経営側の回答が相次いで入ってきています。
流通・サービス業や食品加工などの2400を超える労働組合が加盟するUAゼンセンでは、東京・千代田区にある本部に夜になって経営側の回答が相次いで入り、交渉が妥結しています。
このうち、ドラッグストア大手の「マツモトキヨシ」は正社員についてベースアップに相当する賃上げとして月額4000円の要求に対して昨年とほぼ同じおよそ2500円で妥結しました。また、「プリマハム」は7300円余りの要求に対して2800円余りでした。
UAゼンセンでは、組合員の半数がパート社員などの非正規労働者で多くの組合がパートの時給の引き上げを求めています。このうち、スーパーの「マルエツ」はパートの時給についてベースアップなどで17.5円引き上げることで妥結しました。
UAゼンセンによりますと、大幅な賃上げが実現した去年に比べると賃上げの額は全体として低くなっていますが、人手不足などを背景に、ことしは、賃上げ率でパート社員が正社員を上回った企業が目立つということです。
UAゼンセンの島田尚信会長代行は、「人手不足の影響もあり、優秀な人を確保するには時給の引き上げが欠かせないという意識が浸透した結果ではないか」と話しています。

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