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2月の企業物価指数 11か月連続で下落3月10日 11時08分
企業の間で取り引きされるモノの価格の動きを示す先月の企業物価指数は、原油価格の値下がりを受けて、前の年の同じ月と比べて3.4%下がり、11か月連続で下落しました。
日銀の発表によりますと、先月の企業物価指数は、平成22年の平均を100とした指数で99.8と、前の年の同じ月と比べて3.4%下落しました。企業物価指数が前の年より下落するのは、これで11か月連続です。
項目別に見ますと、原油価格の下落で、ガソリンなどの「石油・石炭製品」が前の年と比べて21.8%下がりました。また、中国経済の減速で国際的な取り引き価格が下落していることを受け、鉄くずなどの「スクラップ類」が26.9%、銀や銅などの「非鉄金属」が12.5%、それぞれ下がりました。
一方、先月の指数を前の月と比べた場合は、0.2%の下落とマイナス幅が縮小していて、このところ原油や原材料の取り引き価格の下落傾向に歯止めがかかっていることが要因となっています。
日銀は、「産油国が原油の生産量を据え置くことへの期待感などから、原油価格が底打ちしたようにも見え、今後、企業物価はひとまず押し上げられるのではないか」と話しています。
項目別に見ますと、原油価格の下落で、ガソリンなどの「石油・石炭製品」が前の年と比べて21.8%下がりました。また、中国経済の減速で国際的な取り引き価格が下落していることを受け、鉄くずなどの「スクラップ類」が26.9%、銀や銅などの「非鉄金属」が12.5%、それぞれ下がりました。
一方、先月の指数を前の月と比べた場合は、0.2%の下落とマイナス幅が縮小していて、このところ原油や原材料の取り引き価格の下落傾向に歯止めがかかっていることが要因となっています。
日銀は、「産油国が原油の生産量を据え置くことへの期待感などから、原油価格が底打ちしたようにも見え、今後、企業物価はひとまず押し上げられるのではないか」と話しています。