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北朝鮮の最高裁 アメリカ人大学生に懲役15年3月16日 18時08分
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北朝鮮は、「敵対行為を働いた」としてことし1月にピョンヤンで拘束されたアメリカ人大学生の男性に、最高裁判所が懲役15年に当たる判決を言い渡したと発表しました。
北朝鮮国営の朝鮮中央通信によりますと、ことし1月にピョンヤンで拘束されたアメリカ人大学生、オットー・ワームビア氏の裁判が、16日、最高裁判所で開かれました。それによりますと、裁判でワームビア氏が「アメリカ政府の敵視政策に追従し、観光の名目で入国して敵対行為を働いたことを認めた」としていて、懲役に当たる労働教化15年の判決が言い渡されたということです。
北朝鮮の国営メディアは、先月、ワームビア氏がピョンヤンで行った記者会見の中で、ホテルにあった北朝鮮の政治スローガンが書かれた掲示物を取り外し、持ち帰ろうとしたことを認めたと伝えています。
北朝鮮では、このほか、韓国人男性3人と韓国系カナダ人男性1人がスパイ行為をしたなどとして拘束され、いずれも無期懲役に当たる判決を言い渡されていて、アメリカのCNNテレビは、さらに別の韓国系アメリカ人男性1人も拘束されていると伝えています。
北朝鮮は、国連安全保障理事会の制裁決議など国際的な圧力が強まるなか、今後、拘束している外国人の釈放をアメリカなどとの取り引き材料にして、関係国に揺さぶりをかけることも予想されます。
北朝鮮の国営メディアは、先月、ワームビア氏がピョンヤンで行った記者会見の中で、ホテルにあった北朝鮮の政治スローガンが書かれた掲示物を取り外し、持ち帰ろうとしたことを認めたと伝えています。
北朝鮮では、このほか、韓国人男性3人と韓国系カナダ人男性1人がスパイ行為をしたなどとして拘束され、いずれも無期懲役に当たる判決を言い渡されていて、アメリカのCNNテレビは、さらに別の韓国系アメリカ人男性1人も拘束されていると伝えています。
北朝鮮は、国連安全保障理事会の制裁決議など国際的な圧力が強まるなか、今後、拘束している外国人の釈放をアメリカなどとの取り引き材料にして、関係国に揺さぶりをかけることも予想されます。