まいど、憶良です。
今回は兵庫県は西宮市からチャーシューで有名なお店をご紹介です。
阪神地区では有名店 ワイルドな外観が気になる……
西宮と言えば「10日えびすの福男選び」でも有名なえびす神社の総本社、西宮神社や名水「宮水」があります。また、日本盛り、大関、黒松白鹿、白鷹などなど、名酒を生み出している酒処としても有名です。
西宮ガーデンズや、甲子園キッザニア、そしてなんと言っても阪神タイガースや、高校野球でも有名な「阪神甲子園球場」があります。
今回紹介するお店「ひるね」は、総本社・西宮えびすから「えべっさん筋」を挟んで道向かいにあります。
その外観から、国道43号線を使う人にとっては、とても気になる店としてたいへん有名です。特に夜中に車で通ると、とても目立つ場所にあるのです。
「ひるね」という文字が目立ちますね(笑)。
昼は「定食ひるま」夜は「中華ひるね」と、時間帯によって屋号が変わるツッコミどころが多い店なのです。
インパクト抜群のチャーシューがスゴい
実はもう一つこの店が有名店となっているポイントがあります。
それがインパクト抜群のチャーシューです。
店に入ると、さほど特徴のある感じではないなぁ、と思っていたのですが、
ふと振り向くとそこには肉が、チャーシューが。
オリエンタルホテルの前身の店で修行をし、肉を捌き続けたというご主人が何日もかけて仕込んだ肉が自慢のチャーシューとなります。
昔からの人脈を使って、仕入れを安くできる。だからみなさんが市販の肉を買う値段でチャーシューが提供できるのだそうです。
何工程もかけ、何日もかけて他では味わえない、一味違ったチャーシューになります。
店内のいろいろなところにチャーシューがある、ワイルドな感じがたまりませんね。
商売っ気なさすぎのご主人にあ然!
「あまり、儲けんでもいいねん。お客さんが喜んでくれたらそれが一番うれしいねん」と言うご主人にお勧めを聞いたところ、「2階に息子がやってる店があって、そっちで色々食べられるよ」とのこと。どんだけ商売っ気ないねん!
メニュー右中央でチャーシューを持っている人が息子さん。
えっ、外国人!?
日本的な情緒あるメニュー表なのでびっくりしてしまいました。
結局看板メニューのチャーシューが味わえる2品、餃子とチャーシューメンを注文。
チャーシューと餃子の暴れっぷりが凄い!
餃子造り中のご主人。
餃子も行儀よく並んで出てきたりしません。
ワイルドに来ます。
割ると、ごろっとソーセージのような肉の塊に近い餡が。
これもチャーシュー肉使用とのこと。
餃子なんだけど、弾力があり、餃子より肉を食べている感じです。
そして、待ちかねました。チャーシューメンです。
チャーシューの圧倒的存在感に心が震えます。辛うじて、「あっ、私も入っています」的に卵、海苔、ネギが見えていますが、ほぼチャーシューです。モヤシに至っては存在感ゼロです。
甘辛いチャーシューと、スープの味がマッチしています。スープも甘いのですが、これはじっくり炒めて甘みを引き出した玉葱の甘みです。
分かりますでしょうか、チャーシューの厚みが。
では、頂きます。
脂身はしつこくありません。むしろあっさり。
肉部分も存在感あり。肉感的です。チャーシューメン。これで、700円です。
「ええ昆布使うてんねんで」と、引っ張り出して刻み、 「食べてみ」。
同じく刻んだチャーシューと一緒に出してくれました。
旨いに決まってます!車で来ていたため、ビールの注文を思いとどまるために苦労しました。
チャーシューは買って帰って家で楽しむ人も多いとのこと。
「2階の『食堂せかい』の物も注文すればここで食べれるよ、ビールも2階の方が安いで」と、あくまでも商売っ気のないご主人の笑顔がとても印象的なお店でした。
一部では愛想がないなどとネット上で言われるご主人ですが、めちゃくちゃ忙しい時以外はむしろ話好きと思えるほど話してくれます。
今回紹介したお店
このお店の基本的なスタンスは公式サイトからもビシバシに伝わってきます。ファーストビューに現れるキャッチコピーは「無性に食べたい、深夜の中華!!まずは焼き豚から!」。
いきなり飯テロです。もうこうなると、禁断の食べ物です。魔性です。
近くにはめっちゃいい温泉もあるぞ!
「中華ひるね」からほど近い場所には、とにかく濃い、インパクト爆発級の銭湯「クア武庫川」があります。
阪神地区にはいい温泉に入れる銭湯がたくさんありますが、そのうちの1つです。
湯は鉄の匂い、炭酸ガスはボッコボッコと湯舟の底から湧き出し、カルシウム成分が固まって湯舟の形が変わっているという、お宝のような西宮屈指の濃い温泉です。
詳しいレポートはこちらから。
西宮屈指の濃いい温泉、クア武庫川 - まいど憶良(おくら)です
クア武庫川には公式サイトはありません。
ナトリウムー塩化物強塩高温泉
兵庫県西宮市笠屋町3-10
0798-47-8565
銭湯料金
15:00~24:00(木曜休)
駐車場有
プロフィール
憶良(おくら) : 元ゲームプランナー、元ゲームプロデューサー。
ゲーム企画講師や駄菓子屋店長などを経て現在に至る。
休日は名古屋から鳥取あたりの温泉に浸かり、地元スーパーで珍しい食材を買っては料理する。
その際食べ歩きにも積極的と、食に対してはかなり貪欲。
ブログ:まいど憶良(おくら)です