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【プロ野球】

石川7イニング無失点 ソフトに今年初めて土つけた

2016年3月16日 紙面から

ロッテ−ソフトバンク 先発、好投したロッテ・石川=QVCで

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◇ロッテ2−0ソフトバンク

 先発陣の軸と期待されるロッテの石川は7イニングを2安打無失点、ソフトバンクの和田は5イニングを3安打無失点でともに順調な仕上がり。ソフトバンクは2番手の千賀が打たれ、オープン戦10試合目で初黒星を喫した。

 ロッテの石川が、オープン戦無敗だった重量打線を黙らせた。ソフトバンク戦に先発し、7イニングを投げ2安打無失点。王者の快進撃をストップさせる原動力となった。

 「スピードガンが壊れているのかと思った」。初回の柳田と2回の松田に自己最速タイの151キロをマーク。立ち上がりからアクセル全開で、「きょうは力を入れて真っすぐを投げた。いいフォームで投げることができた」と納得顔だった。得点圏に走者を許したのは、7回2死から松田に二塁打を打たれた1度だけ。安定感抜群の79球だった。

 前回登板だった8日の日本ハム戦(QVCマリン)は5イニングを4安打、自責点0。ただ、83球を要するなど制球に苦しんだ。その反省を踏まえ、重点的に体のケアに努めると「すごくいい状態」で試金石のマウンドに登ることができた。開幕に向けて光明が差し、21日の中日戦(ナゴヤドーム)がリーグ戦への最終調整の場になる見込みだ。

 今季初先発は開幕2カード目の初戦、29日の楽天戦(QVCマリン)が予定されている。その後、5月までにソフトバンク戦で3度先発する可能性が高い。昨季はリーグ戦に3戦全敗で、クライマックスシリーズ(CS)ファイナルステージ第3戦(ヤフオクドーム)でも勝てなかった右腕が、今季は王者を苦しめる。 (小林良二)

 

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