ショーンKさんについて、お知り合いだという方からいただいたコメントにすっかり考えこんでしまった。
『太陽がいっぱい』と同じ原作のThe Talented Mr. Ripley(『リプリー』)を思い起こさせる、というのだ。
みなさん、いろいろおっしゃっているけど、私も、ショーンKさんが、学歴について、事実とは違う情報を開示されていたことについては、良くない、と思っていますし、そう書きました。
一方で、そのようなショーンKさんの行動は、学歴や、ハーフや、「ハーバードMBA」といったラベルをありがたがる、世間の価値基準に対する一種の「適応」だという感じがしてなりません。
私は、誰かに接するときに、その人の肩書とか、学歴とか、本当に興味がなくて、その人が何に関心があるか、あることについてどう考えるか、どういう発言をするか、ということにしか注意を向けません。
私が、世間から見れば、少数派、変わり者、だということは十分に認識していますが、もし、ショーンKさんの回りに、私のような変わり者がもっといたら、違ったことなっていたのかな、とも思います。
私にとっては、偏差値入試や、新卒一括採用の問題にもつながる、実質主義と形式主義、自由と抑圧の問題に映るのですが、話がややこしくなるので、これくらいにしておきます。。。。
『太陽がいっぱい』と同じ原作のThe Talented Mr. Ripley(『リプリー』)を思い起こさせる、というのだ。
みなさん、いろいろおっしゃっているけど、私も、ショーンKさんが、学歴について、事実とは違う情報を開示されていたことについては、良くない、と思っていますし、そう書きました。
一方で、そのようなショーンKさんの行動は、学歴や、ハーフや、「ハーバードMBA」といったラベルをありがたがる、世間の価値基準に対する一種の「適応」だという感じがしてなりません。
私は、誰かに接するときに、その人の肩書とか、学歴とか、本当に興味がなくて、その人が何に関心があるか、あることについてどう考えるか、どういう発言をするか、ということにしか注意を向けません。
私が、世間から見れば、少数派、変わり者、だということは十分に認識していますが、もし、ショーンKさんの回りに、私のような変わり者がもっといたら、違ったことなっていたのかな、とも思います。
私にとっては、偏差値入試や、新卒一括採用の問題にもつながる、実質主義と形式主義、自由と抑圧の問題に映るのですが、話がややこしくなるので、これくらいにしておきます。。。。
コメント一覧
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〉「肩書き」と言う言葉だと分かりにくいので「実績」というように考えてみればどうですか?
ノーベル賞は社会貢献の実績となり得るがMBAは実績とはなり得ない。
「肩書き」とは、「その人に対する固定的な社会的評価」という意味でよろしいでしょうか。そして、茂木先生のおっしゃる「ラベル」とは、「その人の人格から離れた固定的な社会的評価」のことを指すと思うので、「形式的な意味での肩書き」と読み替えればよろしいでしょうか。違っていたらご指摘お願いします、
茂木先生が「ラベルで人を判断する」振る舞いをよく批判されるので、「茂木先生もラベル(肩書き)で人を判断していませんか」という指摘です。「ノーベル賞」「アインシュタイン」がそれです。※個人が信奉する価値観や人物を揶揄するのは本筋ではないので、「アインシュタイン」disはここでは差し控えますが。
「ノーベル賞」は「形式的な意味での肩書き」ではなく、「実質性を伴った普遍的価値を持つ肩書き」であるという茶太郎さんからのご指摘と理解してよろしいでしょうか。
「形式的」「実質的」を分ける基準には、人の主観が介在せざるを得ないと思います。ですから「その人に対する固定的な社会評価」を「形式的」「実質的」で分類することに意味はない。同じ「ラベル」である。
そして、「私はラベルによらずにその人の人柄と話の内容を正しく判断できる」と思う人は自信過剰なのではないかと思います。
私は、韓国ドラマの『ミス・リプリー』を思い出しました。2007年にあった大学助教授の学歴詐称事件をモチーフにしたドラマでした。(もちろんタイトル等、太陽がいっぱいやリプリーを意識してると思いますが)
シン・ジョンア助教授の学歴詐称と論文盗用事件は、アエラの記事で読みました。2ページに渡って詳細に書かれていました。彼女は美術界のシンデレラとまで言われていたとか。
彼女の講義は学生に人気があったようで、それを考えると、笑福亭 鶴瓶師匠がやった『ディアドクター』も思い出します。
いったい、名医とかいい先生とか、何なんでしょうねぇ。
容疑者呼ばわりの件でもレッテルとして茂木先生の考え方を知る機会がありました。
コメント欄も沢山、投稿がありました。その数だけ違った意見があったし、知ることが出来ました。
…最近、チョットやり過ぎなんじゃないかと思います。嘘は良くないです。でも、例えば その人が病むほど叩く、追い詰めるのは限度を超してると思います。別に体調を崩していることが報じられたワケではありませんが、度が過ぎるのもホントに良くないよ!
ショーンさんは潔く「ごめんなさい」と。
…ポケットに入れたことを忘れていた。などと言うのは無しで。
〉「肩書き」として、日本の枠を超えた価値があるものという意味で同じだという認識です。
「肩書き」と言う言葉だと分かりにくいので「実績」というように考えてみればどうですか?
ノーベル賞は社会貢献の実績となり得るがMBAは実績とはなり得ない。
MBAを取得された方はその高度な知識を使って素晴らしい成果を挙げて頂きたいと思います。
〉ノーベル賞の方が人間性の価値判断が含まれているからMBAよりも肩書きとして
〉上位にあるというご意見、なるほどそういう考え方もあるのかなと思います。
私はそんな事を一言も言っていませんよ。
むしろ政治的配慮もありえるノーベル平和賞は玉石混交だと思っています。
物理学賞や化学賞の方がより普遍的な評価であると思っています。
〉ハーバード大学でMBA取ってる人が身近にいたら、世界のどの国の人だって
〉一目置きますよ。そのこと自体で大変なことです。
経営学について高度な知識を有している方だという事で一目置かれるでしょう。
しかし大切なのは「一目置かれる事」ではなく「社会に貢献する事」なのです。
嘘は良くないです。でもご本人が一番身に染みて分かっているだろうし、反省されるでしょう。
経営コンサルトとして、またはその中でも群を抜いて上に出るためにだったのかな。
…コメントしたいこと、沢山あるのですが、キチンとまとまらなくて。
茂木先生は嘘は良くない。でも、だからと言ってその人を全否定、拒絶するものではないと言っているのだと思います。
茂木先生は人と接する時、肩書きや学歴など微塵も参考にされてませんよ。ある意味「中身」を、「そのままの姿」を見つめている方です。Lineブログを当初から拝読させて頂いていますが、茂木先生はその人から伝わってくる純粋な魅力、ラベルの貼られていない純粋な魅力を見つめていると思います。
会う人によって態度を変えるとか、寛容になるとか、そんなこととは無縁な人ですよ。
だからと言って茂木先生の発言される意見や考え方に100%大賛成!ってワケではないです。
あの「虹の旗を掲げる猫ちゃん」の絵…。「みんな違って みんないい」
自分とは違うものを拒絶、排除するんじゃなく、自分とは違うものに出会ったことを認める…と言うか、茂木先生の場合は「へぇ〜〜!」と魅了されてると思うんです。
やら海外の一流大学のことをもてはやします。それはアメリカの大学が「能力主義だから」と思っているからですか?アメリカにおいては、学歴=職が大変重要な意味を持つことは先生もご存じだと思いますが、なぜそのことには言及しないのでしょう?
私はショーンKさんを知らないのですが、茂木先生の語り口からはなんとなくトム・リプリーより「華麗なるギャツビー」の方を思い出してしまいました。
「肩書き」として、日本の枠を超えた価値があるものという意味で同じだという認識です。
ノーベル賞の方が人間性の価値判断が含まれているからMBAよりも肩書きとして上位にあるというご意見、なるほどそういう考え方もあるのかなと思います。
しかし、私は「肩書き」から人間性など、うかがい知るはずがないと思っています。ノーベル賞という「肩書き」は別格であるとはこれっぽっちも思いません。
ハーバード大学でMBA取ってる人が身近にいたら、世界のどの国の人だって一目置きますよ。そのこと自体で大変なことです。
MBAとノーベル賞は明らかに違います。
MBAは経営学について高度な知識を習得したという証明に過ぎません。
大切なのは、その様な高度な知識を活かしてどの様に社会に貢献したか(していくか)という事が問われるのです。
ノーベル賞というのは社会に貢献した結果として評価されるものですからMBAとは明らかに違います。
ただ現在までに多くの方々がノーベル賞を受賞していますが、その中にはノーベル賞には値しない、評価するに値しないという個人的な見解というのはあるかと思います。
例えばダライ・ラマ14世やネルソン・マンデラ南アフリカ大統領がノーベル平和賞を受賞したのは納得できるが、オバマ米大統領やアル・ゴア氏が受賞したのは納得できないという方も相当数いらっしゃると思います。
そういう否定的な個人的見解に広がりが出てくれば評価の低下に繋がるとも思いますが。
ハーバード大学MBAを有り難がるなんて、日本人は偏差値によってゆがめられた学歴社会に毒されている
と仰りたいのでしょうが、ハーバード大学MBAに対する社会的評価には、普遍的価値がある。そして、その価値を「ラベル」だと批判出来る超人はいない。
例えば、茂木先生がノーベル賞受賞の天才的科学者達を敬愛するのと同じ。
「ノーベル賞受賞」というラベルによる選別無しに、世界中の科学者の人柄人間性天才性を透徹することなんて出来ませんよね?
嘘つきは信用出来ないというのは万国共通かと存じます。
周りにそういう人がもっといたら、、、って
彼はそういう人は選んでこなかった。
上昇志向が強いと思うので。
そうそうたる輪のなかに自ら入っていったと推測。
まさしく、嘘の上塗りを余儀なくされ。
出る杭は打たれますね〜有名税(~_~)
だけど、ショーンさん、ファイト!!
にんげんだもの、あやまちはありますよ。
これからガンバ!!
に、しても、文春め!
売らんかなスピリッツありすぎ(笑)
ちょっと下品だな。
完全無欠なリーダーなんていないよ。
私もその通りだと思います。
ただそのラベルをありがたがっている一人がショーンK氏であるとも思います。
詐称することもそれを放置してきたことも、その人の人格から出てくるもの
深掘りする価値すらない、それまでの話です
仕事にありつくために必死だったのでしょう。
これからは反省してまっとうに生きてほしいものです。
無理だとは思いますが。
日本人の狭量さは私もその一員として否定できません。だって人間だもの。
ただ、今回のハーバード大学MBAの経歴詐称は日本人云々のレベルを超えた、国際的な価値基準に対する挑戦です。「偏差値社会における学歴」と同列には語れない。
(私が報道ステーションを見ていた時にショーン氏の経歴にハーバードMBAって出てて正直すげーっと思って見てしまいましたが…)
今回の問題はそんな事はどーでも良くて、大手メディアの報道番組のコメンテーターが嘘ついてたよーって事だと思います。
真実を追求する為にある報道という現場で発信側が嘘をついていたのが大問題です。
そういう意味でも川上氏は報道とかジャーナリズムを馬鹿にしているんじゃないかと思ってしまいます。
茂木さんもそれらしく振る舞って上手いこと「適応」してますもんね。
社会がバカなんですよね!笑
話題の方は、秀才で 上昇思考が強い方
有名税ですか。
しょうがないのかな
詐称はいけないけど、その後のはたらきっぷりが人生を決めると思うんですが私は…
せんせいが変わり者なら私もそうかな
根っこだと思います。
正体がばれてしまったので、もう誰もだまされないと思いますが。
でも、詐称が分かっても、その方に対する態度や評価が揺るがないところは稀有だと感じました。
私が茂木さんと違うのは、詐称が分かった後は、寛容に受け入れること出来ない点かな?
そういう文脈に合わせることを選んだんでしょうし、選ぶような環境があったんでしょう。
どうせ詐称するなら、頭にシリコン入れて身長詐称した舞の海みたいなガッツが見たいです。春場所なので、思いつきました(笑)。