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先輩からのメッセージ「1年生インタビュー」

1年生インタビュー

(写真)石崎徹

石崎 徹

国際局総務課

(平成19年入省)

Q. なぜ、財務省を選んだのですか。

私は幼い頃から歴史が好きだったこともあり、「歴史」の当事者になりたい、「歴史」が動く瞬間に立ち会いたい、という夢がありました。官庁訪問の過程で先輩の話を聞くうちに、財務省は、予算・税制・関税・財投・為替等幅広い政策ツールを通じて、日本、ひいてはアジア・世界の「歴史」を力強く動かすことができる責任の重い役所であると悟りました。現在、国際局で勤務していますが、世界経済などを議論する国際会議における財務省の発言の重みや開発途上国に対する援助政策の重要性などを垣間見ると、財務省が世界の歴史に果たす役割は大きいと実感しています。私はまだまだ若手の身でありますが、日本経済、アジア経済、世界経済に影響を与えられる組織の中で「歴史」の当事者として働いていることにやりがいを感じています。

(写真)大滝祥生

大滝 祥生

主税局調査課

(平成19年入省)

Q. 「学生時代はどのように過ごしていましたか。」

学生生活は、それまでの人生、そして、それからの人生と比べ遥かに拘束力のない生活です。よく言えば自由、しかし、下手をすると中途半端なまま何もできずに終わってしまうと思います。私は学生生活の6年間、コンスタントにサッカーを続けてきました。サッカーから学んだことは数多くありましたが、それ以上に、6年間、コンスタントに続けてきたということ自体が重要なことだったように、今は感じられます。サッカーが直接的に、これからの私の人生に働きかけることはないと思います。しかし、大学生活という何の柱もない中で、サッカーを続けたことを通じて自分の中に創られた軸は、これからも私の軸となり、人生を豊かにする上での骨となってくれるでしょう。学生生活は、そのように各個人が人生の軸を見つける期間だと思います。

(写真)冨永剛晴

冨永 剛晴

国際局国際機構課

(平成19年入省)

Q. 「現在どのような仕事に取り組んでいて、そのやりがいは何ですか。」

「何十年かの後、日本の国際的な地位はどうなっているのだろう」と、高校から大学にかけて抱いていた素朴な疑問がきっかけとなり、僕は、パブリックセクターを就職先の一つとして考えるようになりました。途中、企業や他の省庁にも惹かれましたが、最終的に財務省で働きたいと思ったのは、僕の問題意識に一番フィットする職場はここだ、と感じたからです。

実際、僕が現在働いている職場では、G7やIMFなどの枠組のもとで、マクロ経済に関するサーベイランス業務に携わっており、世界経済の中の日本というものを強く意識しながら日々仕事をしています。

内政から外交にまで広範に拡がる所掌範囲は、きっと皆さんの知的好奇心に応えてくれると思います。共に働ける日を楽しみにしています。

(写真)鳥崎容平

鳥崎 容平

理財局国債企画課

(平成19年入省)

Q. 「実際に仕事をしてみて、入省前のイメージと違うことは何ですか。」

実際に仕事をしてみて、財務省の仕事では思っていた以上に様々な分野の知識・能力が要求され、また、それらを得る機会に恵まれているということに驚きました。

私の職場では、国債という金融商品を扱っている関係上、財政だけでなく、デリバティブや利回りなどといった金融についての理解も求められ、他方では国債の購入者の方からの質問に答えるための民法や金融商品取引法等の法律知識、海外格付け機関との仕事で使う英語、日常の業務で頻繁に使用するEXCELなどのパソコン技術(お恥ずかしい話、学生時代は開いたこともありませんでした…)などなど、身に付けるべき知識・能力には事欠きません。もちろん、自分がこれらの能力を十分に体得したとは、なかなか言えない状況ですが、四苦八苦する中で少なからず自分の成長が実感できる、そんな職場ではないでしょうか。

(写真)星野拓哉

星野 拓哉

関税局関税課兼関税局総務課

(平成19年入省)

Q. 「休日はどのように過ごしていますか。」

休日は貴重なので、様々なことに「厚く広く」取り組もうとしています。

日中は、大学時代の部活動に参加して運動したり、図書館で仕事と関係ない勉強をしたり、街を散歩したり。「仕事のことは忘れて」を心がけていますが、買い物中に海外ブランドの服をすすめられた日などは、うっかり、商札の原産国をチェックし、「関税率っていくらだっけ」と悩み、「偽ブランド品の取締りとオンデマンドの調達を可能にする通関制度」の現場に思いを馳せることも。試着しながら、関税行政を肌で感じつつ、以前より2倍楽しいショッピングを堪能します。

夜は大学時代の友人とお酒を飲むことが多いです。職場が違うと全く違う世界の話が聞け、新鮮です。職場は違えども、やる気にあふれた人の話を聞くと、翌週からの活力になります。

連休はできるだけ遠出することとしています。次はシンガポール旅行をする予定。でも、成田空港の通関現場や世界一のシンガポール港が目に入ったら、「仕事のことは忘れて」とはいかなそうです。

(写真)日向寺裕芽子

日向寺 裕芽子

理財局総務課

(平成19年入省)

Q. 「就職活動をしている皆さんにアドバイスをお願いします。」

頑張っても憂鬱な気持ちや不安がぬぐえないのが就職活動。けれど、実際に面接や試験が本格化して一番思ったのは、自分を偽って大きく見せるのではなく、20数年「も」生きてきた自分を見つめ直すこと。そうすると、誰にでも絶対絶対にある、自然体で誇れるものが見えてくる。それは、学問や部活動はもちろん、信念でも、打ち込んだサークル活動でも、毎日欠かさなかった犬の散歩でも、何でもいい。「これはちょっと自慢できる」と思えることを見つけると、素直に自分をアピールできるものです。

私がそうして入った財務省は、そういう「自分」を受け入れてくれる、魅力的で素敵な人がたくさんいました。「人」を真剣に捉え、一見下らないと思える悩みや相談や議論に対して根気よく付き合ってくれる人。社会にポツンと置かれて不安ばかりの私は、こんな自分に真剣に対応してくれる周りの職員に本当に感動したのを覚えています。

そんな、忙しい中でもそういった温かさのある財務省がとても好きで、そこで皆さんと是非一緒に働きたいな、と思います。自分を信じて、次は、そんな財務省で是非一緒に働きましょう!

(余談ですが、女性の皆さんに対して・・・財務省はあらゆる意味で「かっこいい」先輩がたくさんいます!これは本当に入省前の偏ったイメージとは違いますよ!)


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