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繁華街のカラス対策 タカを使った実証実験
3月16日 11時19分

路上にゴミを散乱させる繁華街のカラスを追い払おうと、天敵とされるタカを使った実証実験が16日から東京・渋谷区で始まりました。
この実証実験は、東京・渋谷の繁華街で夜間に飲食店などから出されたゴミがカラスによって散乱するのを防ごうと、渋谷区やNPOが協力して初めて行われました。
16日午前6時から行われた実験には、佐賀県武雄市の「たか匠」、石橋美里さんが飼育しているタカが使われ、石橋さんたちは車などで繁華街を移動しながら、路上でゴミをあさっているカラスの群れを見つけては手元からタカを放ち、カラスを追い払っていました。この中では、カラスの側も集団でタカを囲むなどして抵抗する様子も見られました。
石橋さんは「渋谷にはハトもたくさんいるため集中できないなどの難しさもありますが、カラスに恐怖を与えることができたと思うので、手応えを感じました」と話していました。
また、渋谷区の環境政策アドバイザーを務める松嶋範行さんは「今回の実験結果を基に、今後、タカをどのように活用していくのか検討を進めるとともに、飲食店などにカラスの餌となるゴミ出しのルールを徹底するよう呼びかけ、きれいな街作りに取り組んでいきたい」と話しています。

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