「語学留学1か月した」と聞くと、そうとう話せるんだろうな〜と漠然と思っていた。
自分もカナダのバンクーバーに、大人になってから1ヶ月だけ語学留学した。
転職の合間にだ。
1ヶ月も海外に滞在するって普通だったら長いほうだと思うが、カナダはワーキングホリデーが盛ん。
長期滞在の日本人もワンサカいる。
1ヶ月滞在と言うと「短いね!」と言われるのが驚きだった。
当時は英語を勉強しているがほとんど話せない状態。
1ヶ月の短期留学に期待していた!
まずホストマザーはスリランカの移民で、無茶苦茶インドなまりの英語。
余計さっぱり聞き取れない。
カナダは移民の国で、ホストファミリーは移民が家計の足しにやってることが多い。
周りの生徒のホストファミリーも全員移民たった。
ま、それでも英語に違いはないからやらないよりいいでしょうよ。
語学留学の初日。
テストを受けて中級のクラスに入った。
生徒は7割が日本人。
あとはラテン系、韓国人、ドイツ人など。
授業は英語だけど、学校では先生以外ネイティブと話す機会はない。
教室には10人ぐらいの生徒がいるので、授業で自分が話す機会もそんなにない。
あれ?
せっかくカナダに留学したのに、相変わらずネイティブと話す機会が少ないじゃないか。
これじゃ日本と同じだ。
というのが、私が受けた印象。
放課後は街の図書館で勉強したり、クラスメイト(非ネイティブ)とお茶したり。
悪あがきして、デパートなどで店員さんに話しかけたりしたが、所詮お店の人とそんなに長くは話せない。
それでも、週末には地元のアクティビティに参加して冷や汗かいたり、なんとか留学を生かせるように務めた。
・・・1か月後の成果。
Sorryが自由に使いこなせるようになった。
以上。
Sorryという言葉は、ちょっと謝るときだけじゃなく、道を開けて欲しいときや、相手の言ったことが聞こえなかったとき、など色んな用途に使える。
シチュエーションと言葉をセットで覚えたので、どんなときに使うのか体で覚えた。
これが留学の醍醐味だと感じる。
もっと長くいたらこんな言葉が増えて行き、最終的には話せるようになるのかな〜。
結論
私のやり方では1か月ではちょっと慣れた程度で終了。
とても「話せる」までにはいけない。
もっと環境がよい学校に入ったら違うのかも。
半年いる人でもそんなに話せるようになってなかったので、「何か月留学した」はあんまりあてにならないように感じる。
しかし、それでも時間とお金が許せば行ったほうがいい。
留学は日本で働いているとなかなか時間が許さないが、
行けるなら行ったほうが、異文化でのよい経験になるし素晴らしい思い出にもなる。