タイトルのとおりです!いしいしんじ さんの著書、好きです!
ただね、わたしミステリーやサスペンスが大好きなんです!だから、たまに、本当に少量、曖昧模糊としすぎて不完全燃焼になる本があります!(全部の作品がイイってファンの方、すみません、ただの好みです)
いしいしんじ さんの本、面白いのに~。もし最初に曖昧模糊な作品に当たったら、その人はもう、いしいしんじ さんの本を読まないかもしれないじゃない?それは残念すぎる!!
ということで、とりあえずこれなら間違いない!っていう、オススメ本を5作まとめました。
≪目次≫
白の鳥と黒の鳥
いい意味でも、悪い意味でも、『いしいしんじ らしさ』を詰め込んだ本。短編集です。
いしいしんじさんらしい、ホッとするような温かい話もあれば、グリム童話を彷彿とさせる、残酷でちょっとアダルトな話も。
とりあえずコレを読んでおけば、次にどの作品を読んでも驚きません。(笑)
ぶらんこ乗り
物語は『弟』が残した一冊のノートが見つかることで始まります。
賢い弟がつづったノート。『姉』は、そのノートを辿りながら色々な記憶を巡っていきます。それは暖かい、辛い、悲しい、厳しい、醜い、綺麗・・・あのときはわからなかった家族の心の中のもの。
いしいしんじのファンタジー感が完全に押し出された作品。
悪声
「ええ声」を持つ少年が悪声になった理由とは。『声』を主軸にした、これぞファンタジーという壮大なストーリー。さながら、ちょっとブラックな人魚王子。(残念ながら腐向けではありません)
壮大すぎて読むのに時間がかかります、一気に読めるもんじゃない。聞くように、流すようによむと、没頭できる作品です。
東京夜話
いしいしんじさんが見た、東京というものの顔。東京夜話なんて、恋愛もののようなタイトルですが、96年に東京書籍から刊行された『とーきょーいしいあるき』の文庫本です。
SFや純愛や人情ものなど、いろいろ詰め込まれた本作ですが、どこかロマンチックな雰囲気が香るのは『東京』だから?
かくいう私も田舎娘なものですから、東京という甘美な響きがたまりません。ちょっとお洒落な気分になりたい人に。(笑)