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民進党を批判するが…「自民」も実は公募党名

自由民主党の結成大会の様子=1955年11月15日撮影

 自民党は民主・維新両党が一般募集や世論調査で新党名「民進党」を決定したことに「ポピュリズム(大衆迎合主義)」との批判を強めている。一方、民主内では「自民こそ公募で党名を決めており、批判する資格はない」(ベテラン議員)と反発。さや当てが激しくなっている。

 自民党の高村正彦副総裁は11日の役員連絡会で「党名を世論調査で決めるのはザ・ポピュリズム。選挙互助会にふさわしい決め方だ」と批判した。

自由党と民主党の合同に伴う党名募集の広告=1955年11月8日の毎日新聞朝刊1面から

 ただ、自民が2006年に発行した党史では、1955年の自由党と日本民主党の合流時、党名を「広く党内外から公募」したと説明。主要紙に「奮って応募願います。採用の党名には記念品を贈呈」との広告も出していた。

 高村氏の発言に対し、民主の岡田克也代表は「常軌を逸した発言だ」と猛反発。閣僚経験者は「ポピュリズムという批判はブーメランになって自民に返っていく」と語った。【田所柳子】

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