訳あって、フィリピンに来ています。最近はこのブログのおかげで、外国に出ると本屋を探すという習性が付いていますが、今回も本屋を探してみました。
とりあえず見つけたのは、マニラの中心部のショッピングモールにあったNational Book Store。Teen’sのコーナーに向かうと、、、僅かばかりの日本マンガの英語翻訳と、アメリカのヤングアダルト小説。このブログでこの間紹介したジョン.グリーンの『ペーパー・タウン』もしっかりありますね。ここで、落ち着いてあたりの本を見渡すと、英語の本ばっかり。フィリピンの公用語はフィリピーノ(タガログ語)と英語ですし、大方の人は英語を喋るのですが、それにしてもフィリピーノの本が無さすぎる。
書店の中を探したところ、僅かなスペースでフィリピーノの本が置いてありました。
そうしたら、お目当のものを見つけてしまいました!これは、実にライトノベルっぽい。
旅の先は長いので、あまり買いこめないのですが、目に付いたのを購入して、ホテルに帰ってしげしげと見てみました。
表紙は完全にラノベ。
マンガっぽいイラストもついている。
会話文がとても多いし、
SNSの文章も入っていて、絵文字も入る、
大文字の連続や擬声語も入る。、、しかも翻訳では(たぶん)ない。そしてフィリピーノで書かれている。(少しだけ、英語を喋る人物が登場しますが。)そして、これに類した本がどっさりあって、複数レーベルから発売されていました。
つまり、フィリピンにはオリジナルのライトノベル市場が成立している!、、、ような気がするのですが、いかがでしょうか。男の子向けではなくて女の子向けなので、ライトノベルというよりも、日本で言えば「いちご文庫」時代の状況のようにも思えます。
ついでに、マンガも購入してみました。雑誌のようですが、完全に日本マンガのタッチ。やはり、女の子向けでしょう。
一店舗の調査結果だけでは、結論めいたことを書くのは危険なので、これ以上は書きません。明日、別の大手書店に行く予定ですが、その結果を投稿するのは少し先のことになります。
(報告:太田)