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トルコ政府 テロ実行犯はクルド人の女と断定
3月16日 7時20分

トルコ政府は、首都で起きた大規模なテロ事件の実行犯が、敵対するクルド人武装組織のメンバーで、シリアで訓練を受けた20代の女と断定し、今後、シリアで活動するクルド人勢力に対しても、報復の動きを強めていくものとみられます。
このテロ事件は、トルコの首都アンカラの繁華街で13日、車に積まれた爆弾が爆発し、容疑者を含む37人が死亡したものです。
トルコ政府は、敵対するクルド人武装組織の関与が強く疑われるとして、実行犯の特定を進めてきましたが、15日に実行犯は2013年に武装組織に加わった20代の女であることが明らかになったと発表しました。
さらに、この女はシリアに渡って、現地で活動するクルド人勢力の下でテロを実行するための訓練を受けていたとしています。
トルコ政府は去年7月、テロとの戦いだとして武装組織に対して大規模な軍事作戦を始めるとともに、同じくテロ組織と見なすシリアのクルド人勢力に対しても砲撃を繰り返しています。
今回のテロ事件を受けて、トルコはすでに隣国イラク北部にある武装組織の拠点を空爆し、40人余りを殺害したとしていて、今後、実行犯の女とのつながりが明らかになったとするシリアのクルド人勢力に対しても、報復の動きを強めていくものとみられます。

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