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外来種のハナガメ 輸入や飼育を原則禁止へ3月15日 21時32分
中国などから輸入され、ペットとして飼われている外来種の「ハナガメ」について、環境省は、池や川に捨てられると生態系に深刻な影響を及ぼすおそれがあるとして、新たに特定外来生物に指定し、輸入や飼育を原則禁止することを決めました。
中国や台湾などで生息し、ペットとして輸入されているハナガメは、寿命が数十年に及び、最大でおよそ30センチの大きさまで成長します。このため、飼えなくなったハナガメが池や川に捨てられて日本固有のカメと交雑し、生態系に深刻な影響を及ぼすおそれがあると指摘されています。
こうした事態を受けて、環境省は15日、東京都内で開かれた専門家の会議で、ハナガメを特定外来生物に指定し、輸入や飼育を原則禁止する方針を示し、了承されました。ハナガメの規制はことし9月ごろから始まる見通しですが、すでに飼っている人は、環境省の地方事務所に申請すれば飼育を続けることができるということです。
15日の会議では、このほか、国内での定着を未然に防ぐためにアフリカのビクトリア湖で多くの固有の魚を絶滅させたナイルパーチという大型の魚など、合わせて22種類の魚や植物などを特定外来生物に指定し、輸入や飼育を規制することが決まりました。
こうした事態を受けて、環境省は15日、東京都内で開かれた専門家の会議で、ハナガメを特定外来生物に指定し、輸入や飼育を原則禁止する方針を示し、了承されました。ハナガメの規制はことし9月ごろから始まる見通しですが、すでに飼っている人は、環境省の地方事務所に申請すれば飼育を続けることができるということです。
15日の会議では、このほか、国内での定着を未然に防ぐためにアフリカのビクトリア湖で多くの固有の魚を絶滅させたナイルパーチという大型の魚など、合わせて22種類の魚や植物などを特定外来生物に指定し、輸入や飼育を規制することが決まりました。