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海自の練習潜水艦 15年ぶりフィリピン寄港へ
3月15日 16時14分

海上自衛隊の練習潜水艦が、今月から来月にかけて行う練習航海の一環として、フィリピンの南シナ海側の海軍基地に寄港することになりました。日本の潜水艦のフィリピンへの寄港は、15年前の平成13年以来です。
広島県にある海上自衛隊呉基地所属の練習潜水艦「おやしお」は、今月中に国内の港を出港し、来月下旬まで練習航海を予定しています。海上自衛隊によりますと、この間、フィリピン・ルソン島の南シナ海側にあるスービック湾の海軍基地に寄港するということです。日本の潜水艦のフィリピンへの寄港は、15年前の平成13年以来です。
「おやしお」は全長80メートル余りの潜水艦で、平成10年に就航しましたが、新しいタイプの潜水艦の導入に伴って現在は練習用として使われていて、今回の寄港は、幹部自衛官の教育とともに、フィリピン海軍との親善も兼ねているということです。
一方で、フィリピンは、南シナ海の領有権を巡り、中国と対立しています。
海上自衛隊トップの武居智久海上幕僚長は15日の定例の記者会見で、「特定の目的でフィリピンを選んだということではないが、西太平洋地域の安全保障にとって、海上自衛隊と各国の海軍との関係強化は必要だと認識している」と述べました。

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