福島県のニュース
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東電の新潟限定CM停止求める
東京電力が、新潟県にある柏崎刈羽原子力発電所の安全対策などを説明したCMを新潟県内で始めたことについて、福島県から避難している人などが「気持ちを踏みにじる不適切なCMだ」などとして、やめるよう東京電力に求めました。
東京電力は、去年6月から新潟県内限定で、再稼働を目指す柏崎刈羽原発の安全対策などの取り組みを説明するテレビやラジオのCMを始めました。
このCMについて、福島県から避難している人や原発に反対する市民団体などが、15日、新潟市内で東京電力の担当者と面会し、放送への抗議と取りやめを求め、全国の1600人あまりの署名を手渡しました。
この中では、「東京電力は原発事故の際、社内マニュアルの存在を忘れ、メルトダウンの公表が大幅に遅れるなど問題が山積しているにも関わらず、CMでは都合のよい情報ばかりを流している」などと抗議しています。
そして、避難者の中には傷ついている人も多くいるとして、不適切な放送をすぐにやめその費用を生活支援にあてることなどを求めています。
福島県大熊町から避難している女性は、「被災者を踏みにじるものですぐにやめてもらいたい」と話していました。
一方、東京電力新潟本社の中野力哉地域コミュニケーション部長は「いまだに避難生活を送っている方々には深くお詫び申し上げる一方、発電所の安全への不安と懸念を払拭することも重要な責務だと考えている。理解いただけるよう努力を続けたい」としています。
03月15日 19時47分