ayaaana2-01
わたしの名前はayaaanaで、ルーキーイヤーブックの翻訳インターンに参加して、とっても充実した体験をして、ウェブマガジン作ろう!って立ち上がってくれたほかの若いインターンのシスタたちに感謝しながら、このSister Magazineで「文化系女子のためのヒップホップ入門」なんて大それたタイトルで、記事を書こうとしているッ!しかも、連載にしようとしているッ!

かれこれヒップホップを聴いて15年ぐらいか。誰よりもこのジャンルに詳しいなんてことは全くないが、アメリカのも、日本のも、大好きだ。ヒップホップはマッチョイズム一辺倒じゃないんだぜ?!ということはすでに名著『文化系のためのヒップホップ入門』で語られているけれど、この連載では、女子だってヒップホップ楽しめるぜ?ってわたしが思っていることを紹介したいと思っている。もちろんリスペクトルーキースタイルで続けるので、ワタクシ、ayaaana個人で思ったことの発信であることからは抜け出せないのですが。

・Sister Magazineなるものとヒップホップなるものの接点

ルーキーイヤーブックの存在を知った頃、並行してわたしは、特に「ガールズジン」と呼ばれる、zineカルチャー、それからフェミニズム第4世代的なものについても知るようになった。日本で発行されているzineが、そこら辺のカルチャーを分かりやすく説明してくれてすごくありがたかった。(大垣有香さん『Riot Grrrlというムーブメントー「自分らしさ」のポリティックス』、aggiiiiiiiさんの「KAZAK」にとっても感謝!)「riot grrrl (ライオットガール)」というもの(詳しくはググったり上記のzineを手に入れてみてね!)が、ガールズジンの思想的背景のひとつにあること、パンクというの音楽ジャンルの文化的実践として、”物語る”文化が生まれたということ、とってもクールだと思った。そしてそこら辺が派生した先のひとつとして、フェミニズム第4世代、それからTaviちゃんのような女子の登場があって、ココ、Sister Magazineがある。(、と少なくともわたしは解釈している)

ライオットガールは、音楽ジャンルでいえばパンクからきている。わたしは、特にパンクというジャンルに親しみを持ってきてはいないのだが、この辺の文脈に登場する「パンク」というキーワードは、「ヒップホップ」として置き換えて考えるとスっと入ってきた。ただ単に音楽として聴く以上のものがヒップホップからも存分にあるわけだから。だからわたしもヒップホップからの文化的実践として、なんかする!わたしもなんか物語る!からの、この「文化系女子のためのヒップホップ入門」をSister Magazineではじめてみる。ユノワセー?わたしにとってヒップホップは、「自分でどうにかする」ということ。わたしはヒップホップを聴いて、自分で考えて自分で決めて自分で動こう、という態度を学んだと思う。ヒップホップのそういった面を「ねえ、この曲の、ここのところかっこよくない?!」って友達に教えるみたいに、SISTERにも伝えたい!

ちなみに、わたしはラップしません。DJもしません。ダンスもしません。グラフィティもしません。(ワ!ヒップホップの4大要素について暗に示しちゃった!)しかし、このジャンル。奥深すぎて、常々、なんなんだーこのヒップホップっていうものは…と悩まされていた。いつかこの思いを冷静に考えてみたいと思っていたので良きチャンスと思って、わたしがヒップホップに対して抱える煩悩を解こうと思う!(ア!韻踏んじゃった!)それがわたしのSomething New。

※本連載を始めるにあたり、本家『文化系のためのヒップホップ入門』の著者である大和田俊之さんと長谷川町蔵さんには、タイトルの”サンプリング”をご快諾いただき、大変感謝しております。ありがとうございました!

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