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中国の公務員汚職 3年連続で5万人超検挙3月13日 17時59分
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中国で大きな社会問題となっている公務員の汚職について、中国の検察当局は、去年1年間に検挙した公務員は5万4000人余りと3年連続で5万人を上回ったことを明らかにし、汚職対策を徹底する考えを強調しました。
中国の最高検察庁に当たる最高人民検察院のトップ、曹建明検察長は13日、全人代=全国人民代表大会で公務員の汚職問題について報告し、去年1年間で5万4249人の公務員を検挙したことを明らかにしました。中国で汚職で検挙された公務員は3年連続で5万人を上回りました。
最近では、広東省で貧困対策のための予算が地元の役人に横領されたという疑惑が持ち上がっており、曹検察長は「汚職事例を分析し、公務員の権限を乱用できないような枠組み作りを進める」と述べ、今後5年間、集中的に汚職対策に取り組む考えを示しました。
一方、中国の最高裁判所に当たる最高人民法院のトップ、周強院長はテロ行為など国家の安全を脅かす犯罪について報告し、中国では去年、こうした犯罪で1419人が有罪判決を受けたことを明らかにしました。
また、周院長は、沖縄県の尖閣諸島の近くでおととし、中国の漁船とパナマ船籍の貨物船が衝突した事故を巡る裁判で、中国の裁判所が和解を成立させた事例を挙げ、「尖閣諸島の海域に対する中国の管轄権を示した」と強調しました。
最近では、広東省で貧困対策のための予算が地元の役人に横領されたという疑惑が持ち上がっており、曹検察長は「汚職事例を分析し、公務員の権限を乱用できないような枠組み作りを進める」と述べ、今後5年間、集中的に汚職対策に取り組む考えを示しました。
一方、中国の最高裁判所に当たる最高人民法院のトップ、周強院長はテロ行為など国家の安全を脅かす犯罪について報告し、中国では去年、こうした犯罪で1419人が有罪判決を受けたことを明らかにしました。
また、周院長は、沖縄県の尖閣諸島の近くでおととし、中国の漁船とパナマ船籍の貨物船が衝突した事故を巡る裁判で、中国の裁判所が和解を成立させた事例を挙げ、「尖閣諸島の海域に対する中国の管轄権を示した」と強調しました。