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【プロ野球】

大谷、新球チェンジアップに手応え

2016年2月25日 紙面から

KIA相手に3イニング無失点の好投で順調な仕上がりを見せた日本ハム・大谷翔平=名護で(開出牧撮影)

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◇練習試合 日本ハム12−2KIA

 日本ハム・大谷翔平投手(21)が24日、韓国・KIAとの練習試合(名護)に先発し、新球チェンジアップに手応えをつかんだ。3イニングを投げ、1安打5奪三振で無失点。チェンジアップはこの日投じた全50球中わずか2球だったが、空振り三振も奪い「最初にしては悪くない」と及第点。4年目を迎えた二刀流右腕が、さらなる進化を披露した。

 3回2死から対戦したKIAの2番で左打者の李仁行に対し、カウント0−1からチェンジアップを連投。1球目は見逃しストライク。2球目でバットに空を切らせ「最初にしては悪くないと思います」と冷静に振り返った。

 昨季は公式戦で投じることのなかった新球。「全体的に良くなかった」という投球内容の中、その効果を実感した。「カウントも取れて、空振りも奪えた。しっかり(コースに)決まれば使える」。シーズンでの解禁に手応えを得た。

 目の前で進化ぶりを見せつけられたライバル球団のスコアラー陣は、一様に困惑の表情だ。開幕戦でぶつかるロッテ・高木スコアラーが「普通でも打てないのに…」と苦笑いを浮かべれば、楽天・関口スコアラーも「面倒くさくなるね」と硬い表情のまま。この日の最速は153キロにとどまったが、大きな収穫を得た今季日本初マウンドとなった。 (野畑圭司)

 

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