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【芸能・社会】菊川怜 名声欲の弁護士 松本清張「一年半待て」角度変えドラマ化2016年3月15日 紙面から
松本清張の傑作「一年半待て」が菊川怜(38)主演でドラマ化され、フジテレビ系で4月15日午後9時から放送される。 2週連続の「松本清張スペシャル」の第2弾。DV被害を受け、やむなく夫を殺した保険会社勧誘員と女性弁護士のサスペンスで、「一事不再理」(判決が確定した事件は、再度審理されない)をテーマにしている。過去に10回以上ドラマ化されているが、ほとんどが容疑者「さと子」が主人公であるのに対し、今作は「さと子」を守る弁護士「滝子」を主役に、別の角度から描かれる。 菊川演じる滝子は、正義感だけの人物ではなく、注目の裁判を引き受けることで名声を得ようという思惑も持つ。今回で清張ドラマの主演が5作目となる菊川は、これまでにない役どころという。 「今までやらせていただいたのは精いっぱいひたむきに犯人を追っていくタイプの役だったんですが、今回は善悪を織り込まれているような部分があるのが、今までとは違います。非常に難しいですが、やりがいのある役だと思い、ぜひ挑戦させていただきたいと思いました」と菊川。清張作品の魅力については、「得体(えたい)の知れない魅力というか、物語に引きずり込まれる部分がすごくあって、見終わった後も消化しきれず引きずるんです。この作品を通じて、やっぱり人生は割り切れないことだらけだとあらためて感じさせられました」。 さと子役は石田ひかり(43)で、フジのドラマは約3年ぶり。脚本はジェームス三木さん。 ◆あらすじ 弁護士高森滝子(菊川怜)は、酒癖が悪く、暴力をふるう無職の夫を殺害した保険会社勧誘員須村さと子(石田ひかり)の弁護を依頼される。社会の注目度は高く、滝子は名誉を勝ち取るチャンスだと考え、弁護を引き受ける。裁判で滝子は正当防衛を主張、執行猶予を勝ち取る。無罪を主張し控訴することもできたが、さと子はこれ以上裁判を続けたくないと判決を受け入れる。株を上げた滝子には、政界進出の話も舞い込むが、一本の電話が悲劇の始まりを告げる。 PR情報
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