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【芸能・社会】

たけし、21年ぶりハリウッド映画 スカーレット・ヨハンソンと「攻殻機動隊」

2016年3月4日 紙面から

 コメディアンのビートたけし(69)がスカーレット・ヨハンソン(31)主演のSF映画「攻殻機動隊」(ルパート・サンダース監督、全米公開来年3月31日を含む全世界配給予定)に出演することが決まった。3日、所属のオフィス北野が発表した。たけしの米ハリウッド映画出演は、キアヌ・リーブス(51)と共演した「JM」(1995年)以来で、21年ぶりの再進出。

 「攻殻機動隊」は世界的にも評価の高い士郎正宗さんが89年に連載をスタートさせた傑作SF漫画が原作。押井守監督の劇場版アニメシリーズ「GHOST IN THE SHELL」をはじめ、TVアニメ、小説、ゲーム化され話題を呼んだ。09年にスティーブン・スピルバーグと米映画会社「ドリームワークス」が実写化権を獲得。3D映画として製作することを発表し、注目を集めていた。

 攻殻機動隊は最も危険な犯罪者や過激派の撲滅をめざす精鋭部隊。主人公は特殊作戦部隊の女性サイボーグで、たけしは危険なサイバーテクノロジーの脅威から世界を守る使命を負う、内務省公安9課の創設者で課長の荒巻大輔を演じる。

 たけしは出演の動機を「この作品は近未来の人類を、ユニークな設定におくことによってストーリーが組み立てられている」と説明。「個人的にはアニメや漫画のファンという訳ではないけれども、自分が演じる荒巻という役は、独特な魅力を放つ魅力的な人物であり、登場人物の人間模様を中心に、さまざまなエピソードが散りばめられ、自分の監督作品とは異なるスタイリッシュなエンターテインメント作品として、おもしろいなと思い出演することにしました」とコメントを寄せた。

 撮影の時期や場所、ほかに共演者などについては、後日発表される。

 

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