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 東京都中野区の劇団員加賀谷理沙さん(当時25)殺害事件で、殺人容疑で逮捕された戸倉高広容疑者(37)=福島県矢吹町=が「加賀谷さんの後をつけ、部屋に入ったところを襲った」と供述していることが、捜査関係者への取材でわかった。殺害容疑についても「手で首を絞め、その後、ひも状のものも使った」と認めているという。

 捜査関係者によると、戸倉容疑者は、昨年8月24日に矢吹町の実家から上京。翌25日午前0時半過ぎに帰宅中だった加賀谷さんを見かけ、「マンションの部屋に入る加賀谷さんの後をつけた」と供述しているという。マンションの入り口は当時、オートロック式ではなかった。加賀谷さんとは「面識がなかった」とも話しているという。

 中野署捜査本部の説明では、加賀谷さんは、自宅近くの店で買い物をした後に帰宅したとされる。その前日の正午以降夕方にかけ、近くの複数の防犯カメラに、黒っぽいTシャツにズボン姿で、黒のキャップ帽をかぶった戸倉容疑者の姿が映っていたという。