トップページ国際ニュース一覧トルコ政府 クルド系組織の拠点攻撃 テロに関与か
ニュース詳細

トルコ政府 クルド系組織の拠点攻撃 テロに関与か
3月15日 5時46分

トルコの首都中心部で車に積まれた爆弾が爆発し37人が死亡したテロ事件で、トルコのダウトオール首相は14日、敵対するクルド人武装組織の関与が強く疑われるとの見方を示したうえで、隣国イラクにあるこの組織の拠点への攻撃を行ったことを明らかにしました。
トルコの首都アンカラでは、13日、飲食店などが集まる繁華街のバス停の近くで車に積まれた爆弾が爆発し、このテロ事件で容疑者を含む37人が死亡、少なくとも71人がけがをしました。
これまでのところ犯行を認める声明などは出されていませんが、トルコのダウトオール首相は14日、これまでに11人を拘束するなどして捜査を進めた結果、トルコ政府と敵対し、テロなどを繰り返してきたクルド人武装組織の関与が強く疑われるとの見方を示しました。さらに、ダウトオール首相は、テロ事件の背後関係が明らかになったあと、トルコ軍が隣国イラク北部にあるクルド人武装組織の拠点への空爆を行ったことを明らかにし、今回のテロ事件に対する報復攻撃とみられています。
トルコ政府は、去年7月以降、クルド人武装組織に対して大規模な軍事作戦を続けていますが、これに反発するクルド人武装組織との間で対立が激しくなっていて、今回の事態をきっかけに報復の応酬が続くことが懸念されます。

関連ニュース

このページの先頭へ