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文楽の語り手と芸名 「太夫」に統一
3月14日 20時29分

文楽の語り手と芸名 「太夫」に統一
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文楽協会などは人形浄瑠璃「文楽」の芸名につけられる「大夫」の表記を「大きい」という漢字から「太い」という漢字に変更すると発表しました。これまでも一般的な語り手を指す場合は「太い」という漢字が使われていて、およそ60年ぶりに統一されます。
文楽の世界では「たゆう」ということばは一般的な語り手を指す場合は「太い」という漢字で、それぞれの芸名では人間国宝の竹本住大夫さんのように「大きい」という漢字で表記してきました。文楽協会などでは、このほどおよそ60年ぶりに表記を統一し、いずれの場合も「太い」という漢字を使うことを決めました。
芸名の「たゆう」の表記については義太夫節で知られる江戸時代の初代竹本義太夫は「太い」という漢字を使っていました。協会によりますと、昭和28年ごろから歌舞伎などの「太夫」と区別するために芸名に「大きい」という漢字を使うようになったという説があるということです。今回、技芸員の中から竹本義太夫にならって「太い」という漢字にそろえたいという声が上がり、統一することになったということです。
大阪・日本橋の国立文楽劇場は来月2日に初日を迎える春の公演から表記を統一することにしています。

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