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北朝鮮が日本海に弾道ミサイル2発発射、500キロ飛行 制裁と米韓演習牽制か
【ソウル=名村隆寛】韓国軍合同参謀本部によると、10日午前5時20分(日本時間同)ごろ、北朝鮮南西部の黄海北道(ファンへプクト)付近から日本海に向けて、短距離弾道ミサイル2発が発射された。飛行距離はいずれも約500キロで、東海岸にある元山(ウォンサン)の北東沖の日本海に落下したとみられている。
韓国では7日から、過去最大規模の米韓合同軍事演習が行われている。演習開始後としては初めての軍事的挑発で、演習への牽制(けんせい)とみられる。また、国連安全保障理事会の対北制裁決議採択や、韓国政府が8日に発表した独自制裁にへの反発の可能性も高い。