舛添知事「忘れない」 慰霊大法要
東京大空襲から71年となった10日、東京都墨田区の都慰霊堂で「春季慰霊大法要」(都慰霊協会主催)が営まれた。大空襲と関東大震災の犠牲者を追悼する式典で、遺族ら約600人が参列した。
舛添要一都知事は追悼の辞で「東京は関東大震災と大空襲の2度の惨禍で焦土と化したことを決して忘れてはならない」と述べた。秋篠宮ご夫妻の長女眞子さまと参列者が焼香し、犠牲者の冥福を祈った。
大空襲で両親と兄、妹を亡くした塩路耕次さん(84)=東京都小金井市=は「戦争という殺し合いの手段は絶対にあってはならない。71年間続いてきた平和を、若い人たちに守っていってほしい」と話した。【柳澤一男】