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 巨人の森田清司・総務本部長が14日、公式戦などを対象にした選手たちの金銭のやりとりについて、報道陣の取材に答えた。発言や記者の質問に対する返答の要旨は以下の通り。

 【金銭のやりとり】

 試合前に野手と投手に分かれ、円陣を組んで「声出し」をやっている。その試合に勝った場合は、声出し役が運を呼び込んだという意味で、他の選手が1人あたり5千円の祝儀を払っていた。だいたい投手は12人、野手は16人なので、1試合で投手は6万円程度、野手は8万円程度のやりとりがあったと把握している。負けた試合では、声出し役の選手が他の選手に1千円ずつ払っていた。

 声出し役にご祝儀を払うようになったのは2012年5月ごろ。この年序盤は下位に低迷していて、運を呼ぶ縁起のいい声出し役にご祝儀を出そうとなった。どの選手が言い出したのかは特定できないが、自然発生的にご祝儀を払うようになった。チームの一体感、士気を高める意味合いもあったと聞いている。