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 14日午後1時25分ごろ、東京都・沖ノ鳥島の北約300キロの太平洋で、中国の海洋調査船「海大号」が航行しているのを、警戒中の海上保安庁のジェット機が見つけた。第3管区海上保安本部によると、一帯は日本の排他的経済水域(EEZ)で、日本の同意なく外国籍の船が調査をすることは認められていない。

 船尾からワイヤのようなものを海中に垂らしており、海保は無線で調査の中止を求めたが、「ここは公海上だ」という趣旨の応答があったという。海保は巡視船を派遣し、引き続き監視と警戒を続ける。

 3管が管轄するEEZを中国の調査船が航行するのは約2年半ぶりという。