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熱帯雨林館のマレーバク
「わくわくアジアゾーン」は、地理や気候の違いなどアジアの環境の多様性とともに、希少種の保存や生息域保全の大切さを伝えることを目的とした施設であり、「寒帯館」・「高山館」・「熱帯雨林館」の3棟で構成されています。
展示方法は、動物が生息している自然環境をできるだけ再現し、動物と観客のいる場所が一体となって感じられる「生息環境展示」を採用しています。
屋内の観覧スペースを広く設け、屋内からも外放飼場にいる動物をご覧いただけるようにし、季節や天候に関わらずゆっくりと観覧をお楽しみいただけます。
※円山動物園では、展示エリアごとに伝えるべきメッセージを設けるゾーニング化を進めることとし、北海道・北方圏ゾーン(エゾシカ・オオカミ舎、エゾヒグマ館)、野生復帰・自然体験ゾーン(猛禽類野生復帰施設、動物園の森)、は虫類・両生類館などの充実を進めてきました。わくわくアジアゾーンはこれらに続く展示充実であり、今後はアフリカゾーンに着手する予定です。
寒帯館(アムールトラ、ユキヒョウ) |
高山館(レッサーパンダ、ヒマラヤグマ) |
熱帯雨林館(マレーバク、マレーグマ等) |
※動物の体調や変更により展示場所が変わることがあります。ご了承ください。
「寒帯館」 |
延床面積540平方メートル(RC平屋建) 展示動物2種(アムールトラ、ユキヒョウ) |
「高山館」 |
延床面積393平方メートル(RC平屋建) 展示動物2種(ヒマラヤグマ、レッサーパンダ) |
「熱帯雨林館」 |
延床面積944平方メートル(RC平屋建) 展示動物9種(マレーグマ、シシオザル、クロザル、テナガザル、カンムリシロムク、コツメカワウソ、アジアアロワナ、オリイオオコウモリ、マレーバク) |
(2) 新エネルギー
「寒帯館」 |
屋上に10kwの発電能力を有する太陽光発電設備を設置し、館内の電力を賄い、余剰電力が生じた場合には隣接する施設へも給電します。 |
「高山館」 |
ヒマラヤグマの外放飼場裏手に雪の貯蔵場所を設け、その融雪水を使い、レッサーパンダの屋内エリアを冷房する雪冷熱システムを設置します。また、このシステムによる冷風を体感頂ける吹き出し口も備え付けます。 |
「熱帯雨林館」 |
環境に優しい、木質バイオマスを使ったペレットボイラーを設置しています。このボイラーで作られる温水を館内の暖房に活用します。 |
(1) 寒帯館
○シベリアのタイガの森に生息するアムールトラの展示では、雪の中、木々の間を悠々と歩く姿を、室内からガラス越しでゆっくりとご覧いただけます。
暑い夏には木陰で寝転んだり、水浴びする様子を間近で観察できます。
○ヒマラヤ山脈など山岳地帯に生息するユキヒョウの展示では、高い岩場を再現しており、
岩場に勢いよく駆けあがる様子をご覧いただけます。
また、屋外の放飼場には、ユキヒョウの体を下から檻越しに覗けるスポットがあります。
歩く姿が美しいアムールトラ |
木登りが得意なユキヒョウ |
(2) 高山館
○中国四川省などに生息するレッサーパンダが、屋外のハルニレの大木に登る様子をご覧いただけます。また、屋内展示場では、来園者の頭上に設けられた
「渡り木」の上をレッサーパンダが行き来する様子や、一部、ガラス面の上を歩く様子を下から観察できます。
○イランやネパール、中国などに生息するヒマラヤグマがじゃれあう姿をガラス越しに間近にご覧いただけます。
レッサーパンダがこんなに近くに! |
ヒマラヤグマもこんなに近くに! |
(3) 熱帯雨林館
○熱帯雨林の哺乳類、鳥類、魚類といった多様な動物を展示します。屋内展示場は、熱帯雨林の雰囲気の中を探索しながら、動物たちの声・ざわめきなどを感じていただける展示となっています。また、各所に隠された動物達の足跡や糞、木の実などのレプリカを探しながら館内を回ることができます。
○暖かい季節には、屋外展示場にて、テナガザルが池に囲まれた島まで木々の間を抜けて長い手を使って移動する様子や、マレーバクが池で水浴びしたり
マレーグマが木登りしたりする様子を同時に眺めることができます。
マレーグマは愛嬌たっぷり! |
コツメカワウソが目の前で泳ぎを披露します! |
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