アメリカ軍の無人機は、アメリカで非軍事的監視のために使われていた
ペンタゴンは、米軍がドローンを自国内での監視作戦に使用していたと認めました。とはいえ、一応法の範囲内での使用であり、なおかつ使用されたのも非常に稀でした。
USA Todayの報道によれば、これは情報公開法に基づいた請求があったことから判明したことです。ペンタゴンの報告によると、2006年から2015年までに行われた軍事スパイドローンを使用した非軍事的作戦の数は20以下でした。
この非軍事的なスパイ作戦の詳細は明らかにされていませんが、2011年から2016年までの間に行われた9つの作戦に関してはリストを公開しています。
リストには国防総省のドローン(UAS)作戦/訓練名、請求機関名、使用されたドローンの種類、作戦の期間が記されています。「インシデントの認識と評価」が5件、捜索救助が2件、アメリカ陸軍工兵司令部(USACE)の洪水関連作戦も2件に対しドローンが使用されたようです。
少なくとも市民からのバカげた出動要請は断っているようではあります。例えば、公表された資料の中には、市長が米海兵隊にドローンを使って市内の穴を探すように依頼を受けたとありますが、この依頼は「作戦として意味をなさない」とみなされました。
国内でのスパイ作戦で何が行われていたのか知る由はありません。しかし米国民に対するドローンによる監視は、法の範囲内かつ国防長官の許可を得たうえでないと許可されないとのことです。
Image by US Air Force
source: Scribd via USA Today
Jamie Condliffe - Gizmodo US[原文]
(abcxyz)