英語・海外が好きでない純ドメは、高2で英検準1級が一つの目標です。
日本人同学年100万人のうち、高3までの英検1級合格者は約1000人、英検準1級合格者は約4000人。
英検なんて受験しない層も考慮して、高2で英検準1級は英語力で1%程度。受験で不利にはならないレベルです。
できれば(院試又は就職活動のため)大学3年まで、遅くとも社費留学の選考までに、TOEFL100点が目標です。
これは、英語・海外が好きでない純ドメには、必ずしも楽なラインではないので、苦手ならアゴスなどのTOEFL対策指導校へ行きましょう。お金はかかるけれど、背に腹は代えられません。
純ドメの幼・小の英語先取りは、(やるのが得策か微妙ですが、)やるなら小3・4の2年間で集中的にやり、小4英検2級を目標とすべきです(小2まで放置可)。
小5・6の2年間放置で、力が落ち、中1で再開になります。
小学生の間に英検準2級、というのは、小学生向けの英語塾がよくやる宣伝で、実際に普通に受かりますが、英語塾の方も、実は何の意味もないことをよく知っています。
準2級は、中学に入ってから1年かからずに取得可能なので、小4で準2級をとっても、2年のブランクで力が落ち、中1から始めるのと大差ありません。
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中学受験の塾代は月7万-10万程度かかるそうですが小学校英語なら高々月2万程度で済むと思います。公文算数やその他を加えても2万5千-3万で収まるでしょう。公立中と私立中の学費の差もあります。そうすると経済的余裕の問題から大半の家庭にとっては中学受験などせずに英語中心の高校受験対策をした方がいいのではないでしょうか。
難関大を目指すという面でも中学受験で中堅校にいくよりは高校受験最難関校を目指した方が将来に可能性が残りやすいような気がします。
個人的な感覚だと母語が日本語で外国語として英語を学ぶ前提で小6時点で英検準1級なら桜蔭や開成にいくより魅力的だと思います。東大合格者の英語力が大体英検準一級前後なので東大を目指す上でその方が着実に思えるからです。
中学受験中堅校ではなく、鉄緑指定校に合格することを念頭に置いており、実績は日比谷を上回ります。
高校受験や内申書などによる非効率を考えれば、鉄緑指定校で徹底的な先取りをした方が有利と考えます。
勿論、小6で英検準1級なら相当有利であることに間違いありませんが、特に理系の場合に、周囲のレベルが低い環境にいるデメリットは大きいでしょう。
理想的な環境なのでしょうか。国語・英語・コミュニケーション能力指向の
家庭にとってはデメリットも大きいのではないかと危惧しています。
灘筑駒開成桜蔭などの最難関校に関して英語学習に向いた環境であるという話は聞きません
(そもそも東大もですが)。難関中高だと一番尊敬を集めているのは数オリメダリストなどの
理数系上位層だと思います。また、理数指向の強い文化では
「帰国子女なら出来て当たり前だから意味ない」「英語だけ出来てもしょうがない」
「日本人には無理」「会話はくだらない」「数学のほうが大事」式の語学指向への批判的な
雰囲気を感じます。
必死になって勉強してもトップクラスと認められないどころか批判までされかねないのでは
公立中に行ったほうがまだ素直に努力が評価される可能性があるのではないかと疑いたくなります。
難関校は別学が多い、中一や高校入試の時期に気が抜けがち、という点も気になります。
中学受験しなければ小6の終わりごろに東大得点源レベルの英語力の確保がありうる、という
状況では中学受験の大学受験における優位性は阻却されます。小学校英語の進捗次第で
毎日の通学時間と年単位の英語学習休止に見合う価値が難関中学にあるのかは疑わしく
なっていくといえるのではないでしょうか。中学以降の他科目のことを考えても鉄緑会などで
しばらく数学だけでいいというのは大きいでしょう。
との趣旨は、学校毎に差はあるものの、かなり同意できます。
ただ、仮に小6英検準1級でも、公立中経由でUT現役、というのは、そんなに容易なのかな?という気はします。
公立中に行ったら、そもそも勉強できること自体が尊敬されないのでは。
英語の発音が良かったりするだけで、笑い者の世界でしょう。
まあ、でも、小6英検準1級なら、勿論、周囲を無視して着々と準備すれば、合格する可能性は十分あると思います。
でも、そもそも、
国語・英語・コミュニケーション能力指向
って、ただのツールを重視してどうするの?
という疑問は残り、だからこそ、難関中高一貫で周囲の生徒にあまり尊敬もされないのでしょう。
そして、その評価は、社会に出てもそうでしょう。