英語は、高校の科目の中で、就職でも重視され、また、仕事でも使い、研究にも不可欠です。
一方で、英語は、学問的素養や頭の良さとの相関関係は低いです。アメリカの中学生より英語できない人が多数派でしょう。
だから、国立大学の入試では、一般に、英語の配点が極端に高くならないようにされています。
かつて、あまり学問的素養と関係の薄い英語について、無理矢理学問的素養を測ろうと、大学側が入試問題で工夫をしてきました(例:英語の文章を日本語で要約)。
この工夫に受験生が対応しようとして、どんどんコミュニケーションツールとしての英語からかけ離れるようになってしまいました。
方向性として、下記の措置をセットで行うことが考えられます。
(1)大学側は、入試英語で学問的素養を測ろうとするのを潔く諦める(TOEFLを簡単にしたような試験にする)。
※学問的素養を測ろうと工夫すると、どうしても英語教育が歪む。
(2)学問的素養と関係の薄い英語の配点は、現状より下げる。
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また、世界最先端であるアメリカ一流私大は学力試験だけの一般入試枠が少ないどころかゼロですがこれに対する納得のいく説明を聞いたことはありません。ペーパーテスト入試が優れているなら2割でも3割でも枠が残りそうなものですが単に効果がないのでしょう。
ここから外挿すると英語の出題についても米大、国内国際系私大学部の一部同様に四技能型の試験を高配点で出してそれで問題なく機能するかと愚考します。現に東大理系院では英語がほぼTOEFLですがそれで支障が出ているとは聞きません。