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火星の生命調査へ 欧州とロシアがロケット打ち上げ3月15日 0時01分
ESA=ヨーロッパ宇宙機関とロシア宇宙庁は14日、火星で生命の存在を探るため、中央アジアにあるカザフスタンの宇宙基地から火星の大気を調べる衛星などを載せたロケットを打ち上げました。
カザフスタンのバイコヌール宇宙基地から打ち上げられたのは、ヨーロッパ宇宙機関とロシア宇宙庁が共同で進めているプロジェクト「ExoMars」のロケットです。
このプロジェクトは火星で生命の存在を探ることを目的としていて、ことしと2年後の2018年に実施される2つのミッションで構成されています。今回のミッションでは、ロケットの先端に載った宇宙船が今後7か月火星まで飛行を続け、ことし10月に到着する予定で、陸上探査機を切り離したあと宇宙船みずからが火星の軌道を周回する衛星となり、大気のサンプルを回収することになっています。
火星ではすでにメタンの存在が確認されていますが、プロジェクトチームでは衛星が回収する火星の大気中のメタンを分析し、地球と同じように生命活動から発生したものかどうかを明らかにしたいとしています。また、陸上探査機は2年後のミッションの演習と位置づけられ、着陸したあと火星の気候などを調査する予定です。
このプロジェクトは火星で生命の存在を探ることを目的としていて、ことしと2年後の2018年に実施される2つのミッションで構成されています。今回のミッションでは、ロケットの先端に載った宇宙船が今後7か月火星まで飛行を続け、ことし10月に到着する予定で、陸上探査機を切り離したあと宇宙船みずからが火星の軌道を周回する衛星となり、大気のサンプルを回収することになっています。
火星ではすでにメタンの存在が確認されていますが、プロジェクトチームでは衛星が回収する火星の大気中のメタンを分析し、地球と同じように生命活動から発生したものかどうかを明らかにしたいとしています。また、陸上探査機は2年後のミッションの演習と位置づけられ、着陸したあと火星の気候などを調査する予定です。