内野聖陽が「真田丸」で新境地
オリコン3月13日(日)8時40分
|
主演の堺雅人を筆頭に豪華キャスト布陣で臨み、何かと話題を振りまくNHK大河ドラマ『真田丸』。最近、徳川家康役・内野聖陽の演技が、「かつて家康がこんなにカワイイ大河ドラマってあった?」などとネットなどで注目を浴びている。主人公・真田信繁(堺雅人)にとっては、クライマックスである大坂夏の陣まで繋がる“超敵役”。これまで風格も貫録もある大物俳優たちが演じてきた家康だけに、内野が演じるコミカルでかわいい家康に、視聴者も虜になっているようだ。骨太な演技で知られる内野が、新境地を開拓したかつてない“バカ殿”にファンが急増中だ。
◆“三谷節”炸裂の人間味ある徳川家康と家臣のコミカルな掛け合い
『真田丸』の脚本は三谷幸喜ということで、当初から今作品にはコミカルな要素が入ってくることが予想されていた。2004年の大河ドラマ『新選組!』の“チャラさ”とはまたひと味違い、随所に見え隠れする“三谷節”が功を奏しているようだ。それが如実に現れているのが、内野演じる徳川家康とふたりの家臣、本多正信(近藤正臣)と本多忠勝(藤岡弘)の“三角関係”だろう。とにかくこのふたりの家臣、役柄も演じる役者もどうにも濃すぎるが、濃厚なおじさんふたりが家康を取り合うシーンはコントに近い。しかもなぜか微笑ましい。ネットでも「おっさんの三角関係に萌える」といった意見すらあるのだ。
そもそも徳川家康のキャラは、史実においても歴史ドラマを観ても時を耐え忍ぶ“ザ・タヌキおやじ”といったものであり、かつての大河ドラマでは腹に一物あるような俳優、西田敏行や寺尾聡が演じているが、まさにハマリ役だったのは津川雅彦だろう。しかし今回は、高身長のイケメン俳優・内野聖陽。ちょっと家康っぽさに欠けるようにも思われ、また演出自体もわれわれの知る家康像とはかけはなれているようだ。
たとえば第4話。忠勝に「門外で死んだ者の供養をしましょう」と促されるも、「まだ残党がいるかもしれないし、外は怖い……」と怖気づいて見せたり、続く5話の伊賀越えのシーンでは、服部半蔵(お笑いコンビ・ハマカーンの浜谷健司)に「まだ安心できません。明智(光秀)の兵がおります」と言われて、「どうするのだ!」と返すが、「全力で押し通りまする!」と半蔵にそのまま返されると、「……またか」とあきらめて泣き喚きながら逃げていくのである。“人間味”があると言えば聞こえはいいが、悪くすれば、志村けんの“バカ殿”状態だと言えなくもない。
◆“キャラの引き出し”の多さ見せた『真田丸』での内野聖陽
内野は、大河ドラマでは『徳川慶喜』の徳川慶篤役を演じ、『風林火山』では左目に眼帯をして主演の山本勘助を演じた。『風林火山』の会見では、男泣きしながら「この作品に誇りをもっている」と発言していたが、その姿どおり内野と言えば“熱い男”役。連続ドラマでは初の検視官が主人公で話題になった『臨場』(テレビ朝日系)の会見でも、主演するにあたり、「(普通は刑事が花形なので)“検視官をなめんじゃねぇ”みたいな話にしたい」「手ぬるいことはしないつもり」と、役の外でも“男気”を見せていた。大ヒット作『JIN‐仁‐』(TBS系)の坂本龍馬役にしても、ひょうきん者の面も見せてはいたが、基本的には骨太で豪快な役を演じて人気を博したのである。その内野が、『真田丸』の徳川家康役でまさかのバカ殿であり、本人も「三谷さんの描く家康は、思わず台本を落としそうになるくらい奇想天外でした。見ている人が驚くような家康をお見せできると思います」と発言している。
「今回の内野さんの家康は、まさに内野さんの新境地とも言えるのではないでしょうか。また逆に、骨太で男くさいというイメージが定着している内野さんだからこそ、この役の面白さが引き立つとも言えます。かつて上戸彩さん主演のドラマ『エースをねらえ!』(テレビ朝日系)でコーチの宗方仁を演じたことがありましたが、原作どおりの長髪で熱演していた内野さんは、失礼ながら、ちょっと違和感があって面白かったですね。ひょっとしたら本人も意図しないところでコメディの才能があるんじゃないでしょうか」(ドラマ制作会社スタッフ)
今回の三谷作品『真田丸』の家康役で、コミカルな面を前面に打ち出し、“キャラの引き出し”の多さを見せつけた内野聖陽。家康は今作でも重要な役どころであり、当然、内野は物語の最後まで登場すると思われる。間抜けで臆病だが、キュートでカワイイ家康を、今後もまだまだ楽しめそうである。
◆“三谷節”炸裂の人間味ある徳川家康と家臣のコミカルな掛け合い
『真田丸』の脚本は三谷幸喜ということで、当初から今作品にはコミカルな要素が入ってくることが予想されていた。2004年の大河ドラマ『新選組!』の“チャラさ”とはまたひと味違い、随所に見え隠れする“三谷節”が功を奏しているようだ。それが如実に現れているのが、内野演じる徳川家康とふたりの家臣、本多正信(近藤正臣)と本多忠勝(藤岡弘)の“三角関係”だろう。とにかくこのふたりの家臣、役柄も演じる役者もどうにも濃すぎるが、濃厚なおじさんふたりが家康を取り合うシーンはコントに近い。しかもなぜか微笑ましい。ネットでも「おっさんの三角関係に萌える」といった意見すらあるのだ。
そもそも徳川家康のキャラは、史実においても歴史ドラマを観ても時を耐え忍ぶ“ザ・タヌキおやじ”といったものであり、かつての大河ドラマでは腹に一物あるような俳優、西田敏行や寺尾聡が演じているが、まさにハマリ役だったのは津川雅彦だろう。しかし今回は、高身長のイケメン俳優・内野聖陽。ちょっと家康っぽさに欠けるようにも思われ、また演出自体もわれわれの知る家康像とはかけはなれているようだ。
たとえば第4話。忠勝に「門外で死んだ者の供養をしましょう」と促されるも、「まだ残党がいるかもしれないし、外は怖い……」と怖気づいて見せたり、続く5話の伊賀越えのシーンでは、服部半蔵(お笑いコンビ・ハマカーンの浜谷健司)に「まだ安心できません。明智(光秀)の兵がおります」と言われて、「どうするのだ!」と返すが、「全力で押し通りまする!」と半蔵にそのまま返されると、「……またか」とあきらめて泣き喚きながら逃げていくのである。“人間味”があると言えば聞こえはいいが、悪くすれば、志村けんの“バカ殿”状態だと言えなくもない。
◆“キャラの引き出し”の多さ見せた『真田丸』での内野聖陽
内野は、大河ドラマでは『徳川慶喜』の徳川慶篤役を演じ、『風林火山』では左目に眼帯をして主演の山本勘助を演じた。『風林火山』の会見では、男泣きしながら「この作品に誇りをもっている」と発言していたが、その姿どおり内野と言えば“熱い男”役。連続ドラマでは初の検視官が主人公で話題になった『臨場』(テレビ朝日系)の会見でも、主演するにあたり、「(普通は刑事が花形なので)“検視官をなめんじゃねぇ”みたいな話にしたい」「手ぬるいことはしないつもり」と、役の外でも“男気”を見せていた。大ヒット作『JIN‐仁‐』(TBS系)の坂本龍馬役にしても、ひょうきん者の面も見せてはいたが、基本的には骨太で豪快な役を演じて人気を博したのである。その内野が、『真田丸』の徳川家康役でまさかのバカ殿であり、本人も「三谷さんの描く家康は、思わず台本を落としそうになるくらい奇想天外でした。見ている人が驚くような家康をお見せできると思います」と発言している。
「今回の内野さんの家康は、まさに内野さんの新境地とも言えるのではないでしょうか。また逆に、骨太で男くさいというイメージが定着している内野さんだからこそ、この役の面白さが引き立つとも言えます。かつて上戸彩さん主演のドラマ『エースをねらえ!』(テレビ朝日系)でコーチの宗方仁を演じたことがありましたが、原作どおりの長髪で熱演していた内野さんは、失礼ながら、ちょっと違和感があって面白かったですね。ひょっとしたら本人も意図しないところでコメディの才能があるんじゃないでしょうか」(ドラマ制作会社スタッフ)
今回の三谷作品『真田丸』の家康役で、コミカルな面を前面に打ち出し、“キャラの引き出し”の多さを見せつけた内野聖陽。家康は今作でも重要な役どころであり、当然、内野は物語の最後まで登場すると思われる。間抜けで臆病だが、キュートでカワイイ家康を、今後もまだまだ楽しめそうである。
この記事のトピックス
最新トピックス
芸能トピックス
旬なニュースを配信中 フォローしてね!
注目ワード
イチオシ情報
話題の投稿画像
芸能写真ニュース
地域ニュース検索
「内野聖陽」「バカ殿」「真田丸」の関連トピックス
「内野聖陽が「真田丸」で新境地」の関連ニュース
-
- 『真田丸』内野聖陽演じる「食えない家康」が話題に 「このタイプの家康は珍しい」「まさかのババア作戦w」(AOLニュース)3月14日(月)12時0分
- <真田丸>第10回は視聴率16.2% 信繁が家康に直談判(MANTANWEB)3月14日(月)10時11分
- 真田幸村と伊達政宗の「知られざる絆」とは? 『真田丸』ファン必見の名跡案内(ダ・ヴィンチニュース)3月13日(日)15時0分
- なぜ主人公の堺雅人が目立たないのか「真田丸」9回(エキサイトレビュー)3月13日(日)10時0分
俳優の堺雅人さんが主演のNHK大河ドラマ「真田丸」の第10回「妙手」が13日に放送され、NHK・BSプレミアムの平均視聴率が自己最高となる4.7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区・以下同)を記録したことが分かった。BSプレミアムのこれまでの最高は2月7日放送の第5回の平均視聴率4.5%だった。[ 記事全文 ]
注目ニュース
女優の木村文乃さんや俳優の東出昌大さんが出演するスマートフォン・タブレット向けゲーム「クラッシュ・オブ・クラン(クラクラ)」の新テレビCM…[ 記事全文 ]
有村架純、高良健吾主演のフジテレビ月9ドラマ『いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』。[ 記事全文 ]
元SMAPのメンバーで、現在はオートレーサーとして活躍する森且行の講演会が1回どれくらいかかるのか。[ 記事全文 ]
デビュー30周年の井森美幸を祝い、南海キャンディーズとアンガールズらが集結。記念イベントからの打ち上げと、井森を囲んで大変盛り上がったよう…[ 記事全文 ]
タレント稲村亜美(20)が14日、都内で行われた女子プロ野球チーム、埼玉アストライアの公認「神サポーター」就任記者会見に出席した。[ 記事全文 ]
アクセスランキング
1 | → | 元SMAP森且行の“講演料”にアッコ騒然「現役じゃないんだ?」(Techinsight)3月13日(日)17時25分 |
2 | → | 「体は最高だけど...」おのののか、イメチェンが大不評...何をやってもバッシングされるワケ(メンズサイゾー)3月13日(日)17時0分 |
3 | → | フジ番組審議会で林真理子が月9『いつ恋』めぐり暴言! 介護職という設定に「あの容姿ならもっとラクな仕事ある」(LITERA)3月14日(月)12時30分 |
4 | → | 恋人にしたい女性有名人 綾瀬V3(オリコン)3月14日(月)8時40分 |
5 | → | たんぽぽ川村とテンガ社長熱愛、趣味こけし×TENGAの組合せに大反響。(ナリナリドットコム)3月14日(月)10時39分 |
6 | → | 小林悠アナ 不可解すぎるTBS電撃退社の「真相」(NEWSポストセブン)3月13日(日)16時0分 |
7 | → | 井森美幸、プライベートの薄化粧でも美しすぎる(Techinsight)3月14日(月)17時0分 |
8 | → | 張本勲、巨人「野球賭博」に「喝!」入れず 「他のスポーツには厳しいのに...」とネットの声(J-CASTニュース)3月13日(日)17時35分 |
9 | → | 過酷な介護現場 暴言にも笑顔で対応、セクハラ被害もあり(NEWSポストセブン)3月13日(日)16時0分 |
10 | → | ドラマ「ダメ恋」 深田恭子のダサカワ服が売り切れ続出(NEWSポストセブン)3月14日(月)7時0分 |