潔癖マザコンダメ夫、稲垣　テレ朝「不機嫌な果実」がスタート

　女優の栗山千明（３１）が禁断の愛におぼれていく人妻役を演じるテレビ朝日系連続ドラマ「不機嫌な果実」（４月２９日スタート、金曜午後１１時１５分）に、ＳＭＡＰの稲垣吾郎（４２）が“ダメ夫”役として出演する。

　林真理子さんの同名人気小説を２０年ぶりに連続ドラマ化。結婚生活への不満が募った水越麻也子（栗山）は、市原隼人（２９）が演じる音楽家との不倫関係になっていく。

　稲垣が演じるのは、麻也子の夫・航一。超がつくほど潔癖で極度のマザコン、さらに結婚５年目には麻也子を女として見ておらずセックスレス状態になっている。

　稲垣は「原作と違って、最初からかなり変わった旦那として描かれているんです。『たぶん僕が演じるから、そうなったんだろうな。すごく潔癖でマザコン…これが僕のパブリックイメージなんだろうな』と直感しました。でも、もし本当に（演者をあらかじめ決めて書く）当て書きだとしたら、それはそれで面白い！」とハマリ役であることを自認している。

　私生活では、半同居人の既婚男性がいることは有名な話だが、「もちろん僕はそこまで潔癖でもマザコンでもないですよ」と強調。その上で「どこかにいそうな面白いキャラクターにして、ドラマ全体をかき混ぜていきたいです」と気炎を上げている。

　栗山との共演は３度目で、夫婦役は初。「年を重ねるごとに魅力を増してくキラキラしたステキな方なので、僕だったら航一と違って相手にしないなんてことはないです」と、稲垣自身久しぶりという夫婦役を心待ちにしているようだ。