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【首都スポ】

<首都スポ>大学サッカー 服部2本止めた 関東選抜A、PK戦激勝

2016年3月5日 紙面から

◇第30回デンソーカップチャレンジ<1回戦> 関東選抜A 1−1 東海・北信越選抜(PK5−4)

関東選抜A−東海・北信越選抜 PK戦でシュートを阻止する関東選抜AのGK服部=KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園で(七森祐也撮影)

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 全国各地域の選抜7チームに全日本選抜を加えた大学サッカーの対抗戦、第30回デンソーカップチャレンジは4日、KIRISHIMAヤマザクラ宮崎県総合運動公園内の各会場で1回戦の4試合を行い、関東選抜Aは1−1からのPK戦を5−4で制して東海・北信越選抜を下した。GK服部一輝(明大3年・札幌大谷)がPK戦で活躍した。3連覇を狙った全日本選抜は3−0のリードから追いつかれ、北海道・東北選抜にPK負け。関西選抜と対戦した関東選抜Bも1−1からのPK戦で敗れた。大会は6日までの3日間の日程で開催される。

 関東選抜AのGK服部が得意のPK戦で“有言実行”の活躍を見せた。相手のキックをものの見事に2本阻止。4番手がゴール左寄りに蹴ったボールをはね返した後、6番手の一撃もまた右に飛んでストップした。

 これを決めれば勝利を手にするという場面で登場した関東選抜Aの6人目、DF新井純平(早大3年・浦和ユース)が確実にゴールネットを揺らすと、すぐさま歓喜の輪ができた。その中心はもちろん服部。チームメートたちが手荒い祝福でヒーローをたたえた。

 殊勲の背番号「12」は「PK戦になった瞬間、勝ったなと思いました」と振り返った。PK戦にはそれだけ絶対的な自信を持つのだ。「仮に点を取れなくても、0−0ならPK戦で俺が止めるから」と試合前に仲間たちに宣言。スコアこそ0−0ではなかったものの、公約通りに勝利をもたらした。

 関東は全国で最もレベルが高いとされる地域だが、この大会で9年間優勝から遠ざかっている。加えて、服部が所属する明大は昨季の全国大会で2度にわたって関西勢の関学大に苦杯をなめた。

 「関東が下に見られちゃっていると思うので、今回こそは負けられません。絶対に優勝します」

 このチームでも新シーズンの明大でも主将を務める服部が意地とプライドにかけ、関東を復権へと導く。 (関孝伸)

    ◇

 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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