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【首都スポ】

遅咲きの早川英里 鉄人コーチと二人三脚

2016年3月13日 紙面から

5年連続で名古屋に出場する早川英里。山本光宏コーチ(左)とともにリオ五輪を目指す=沖縄県の宮古島で(福沢和義撮影)

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 5年連続出場の早川は「リオの選考を意識して、この2〜3年やってきた。名古屋はとても勇気づけられる大会。本番に全て出し切って走りたい」と、地の利を生かして悲願へ突き進む。

 30歳を過ぎてから、走りに力強さが増した。一昨年の名古屋では、2時間25分31秒の自己ベストで3位に入り、その年のアジア大会で、初めて日の丸をつけた。日本代表になって初めて「選手としての喜びが大きい」と実感できた。

 転機は5年前。腹部に感じていた慢性的な痛みを取り除こうと、知人の紹介で、元トライアスロン選手でウエートトレーニングを指導していた山本光宏コーチを頼った。「全体的に突っ立っていて、飛び跳ねるような走りだったのが、自分にあった歩幅で股関節から足を回せるようになった」。全身の筋肉を丁寧につくり直し、トライアスロンの練習を取り入れながら二人三脚で歩んできた。

 23回目のマラソンに挑む。「どれだけ気持ちを強く持って、どれだけ勝ちたいと思えるか」。沖縄合宿でこんがり日焼けした顔に広がる笑みに、充実感が漂っていた。  (福沢和義)

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 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」面がトーチュウに誕生。連日、最終面で展開中

 

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