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【プロ野球】

黒田、41歳でなお進化 新球チェンジアップで筒香を料理

2016年3月14日 紙面から

広島−DeNA 1回表2死一塁、筒香(手前)を左飛に仕留める黒田=福山市民球場で(吉澤敬太撮影)

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◇広島3−2DeNA

 広島は新外国人のプライディが初本塁打で生き残りへ存在感を示した。安部はシュアな打撃で2安打。DeNAはモスコーソが5イニング無失点で先発枠入りに前進。1番で出場した新人の柴田は積極的な打撃で3安打を放った。

 広島の黒田が開幕カードで戦うDeNAを相手に、6イニング6安打2失点。41歳の進化は、1回2死一塁で対戦した筒香への4球目に見えた。内寄り高めに投じたのは新球チェンジアップ。筒香をのけぞらせ、浅い左飛に打ち取った。

 「まだまだじゃないですか。これでは戦うのは難しい。修正して戦っていかないと」

 新球を含めて、投球内容に自己採点は厳しいが、畝投手コーチは「武器になっていく」と評した。5回2死二塁から3連打で2点を失った反省だろうか。予定を終えたが、6回も志願の続投。緒方監督も「納得するまで投げていい」と後押しし、無失点で2度目の実戦登板を終えた。18アウト中11個がゴロアウト。指揮官も「問題ない。芯を外す持ち味が出た投球だった」と全幅の信頼を寄せた。

 次回は中6日で、20日のソフトバンク戦(ヤフオクドーム)登板後、開幕2戦目のマウンドに向かう。「(新球などで)ボールを動かしながら、アウトが取れたのは大きかった」と黒田。プロ20年目に向けて、レジェンドは進化と修正を続けていく。 (田中政行)

 

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