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あの「PC-98」が高値で売られ続けていた、その意外な使われ方 血相変えて修理に来る人も

withnews 3月14日(月)7時0分配信

まるでヴィンテージカー

 さらに、近年は個人客からの問い合わせもある。ロールプレイングゲームやシミュレーションゲームなど80年代のレトロゲームがマニアの間で静かな人気だ。ミシマでも、「懐かしい」「昔に持っていたのと同じマシンが欲しい」と買い求める個人客が年に数人ぐらいいるという。

 ただ、井口さんは「ブームはありがたい」としながらも、「ファミコンと同じ感覚では(ハードを)維持できない」とクギを刺す。たとえば、当時のゲームソフトである古いフロッピーディスクにはカビが生えてしまっていることも少なくなく、そのまま挿入するとドライブが使えなくなってしまう。

 まるでヴィンテージカーのごとく、専門知識やきめ細かいメンテナンス、丁寧な取り扱いが求められる。

製造元のNECは

 知る人ぞ知るロングセラーとなっている中古のPC-98。製造元のNECはどう思っているのか。

 NECコーポレートコミュニケーション部の担当者は、「(PCの知識が豊富で)よくお分かりになっている方にお使いいただいているのだろう。大切に末永くご愛顧いただきたい」と話している。

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最終更新:3月14日(月)11時37分

withnews

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