電通、北米のデータ分析専門コンサルを買収--サービス向上と新規開拓を目指す

NO BUDGET 2016年03月14日 07時30分

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 電通は3月11日、海外本社の電通イージス・ネットワークが、カナダのデータアナリティクス専門のコンサルティング会社Cardinal Path Holding Companyの株式100%を取得することについて同社株主と合意したと発表した。広告コミュニケーションビジネスにおいて、ビッグデータ分析に基づく、より精緻で効果が見込めるプランニングや施策の重要性が高まってきたことを背景として挙げている。

 Cardinal Pathは2011年に設立され、カナダ法人と米国法人を傘下に持ち2015年12月期の収益は1150万ドル(約13.0億円)。

 ビッグデータの分析とそれに基づくコンサルティングやソリューションを得意とする。具体的には、(1)クライアント企業内に分散して存在するデータの整理、(2)データから読み取れる企業課題の抽出、(3)多様な外部オーディエンスデータを掛け合わせた統合分析、(4)コンサルティングと各種ソリューション施策の実施と検証――という4つのプロセスでサービスを提供。2015年には米国の非営利団体Digital Analytics Associationから「Most Influential Agency/Vendor of the Year」賞を受賞している。

 電通グループではCardinal Path買収後、データソリューション事業の強化により、北米における既存顧客へのサービス向上と新規顧客の開拓を狙っていくとしている。

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